F1は、アメリカでの3つ目のレース開催決定へと次第に近づいている。報道によると、F1の商業権保有者リバティ・メディアは、早ければ2023年にラスベガスをカレンダーに追加する予定だという。
F1とラスベガスの代理人たちとの話し合いが最近増えていると『Sportsbusinessjournal.com』は報じている。この数カ月でF1上層部が何度かラスベガス市を訪れ、ネバダ州知事のスティーブ・シソラックや、ラスベガスの有名なストリップ地区にある企業と話し合いを持っているという。
2022年F1、木曜メディアセッションを廃止し3日間開催へ。史上最多23戦の負担軽減のため週末フォーマットを変更
サーキットのレイアウト案はまだできていないが、レースはベラージオやウィン・ラスベガスといったホテル複合施設に近い、市内のきらびやかなストリップ地区の一部に沿ってストリートコースで行われることになりそうだ。なお、イベント主催者はこれまでのところ指定されていない。
ラスベガスGPは、F1カレンダーのなかでマイアミGPとアメリカGPの間で開催されるだろう。1981年と1982年に開催された、世界有数のギャンブル都市でのF1グランプリが復活することになる。
当時、バーニー・エクレストンの支援を受けた地元プロモーターが、新たな市場を作り出すべく、シーザーズ・パレスの駐車場周辺でレースを行うという突拍子もないアイデアを思いついた。14カ所のコーナーとレイアウトを縁取るセメントのウォールだけがこのコースの特徴で、1981年にウイリアムズのアラン・ジョーンズが、1982年にはティレルのミケーレ・アルボレートが、それぞれのレースで優勝を飾った。しかし2回とも観客動員数が伸びず、レースはF1カレンダーから姿を消した。
2022年シーズンはアメリカで2回のF1開催が決まっており、最初は5月8日に初開催されるマイアミGPで、ふたつ目は10月23日にオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるアメリカGPだ。
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