F1第12戦ポルトガルGPのフリー走行1回目がアルガルヴェ・サーキットで行なわれた。トップタイムをマークしたのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)で、タイムは1分18秒410だった。
コロナ禍によるスケジュール変更で追加されたレースのひとつであるポルトガルGP。エストリルを舞台に1996年まで開催されていたポルトガルGPだが、今回はグランプリ初開催のアルガルヴェ・サーキットで行なわれる。高低差が大きくブラインドコーナーの多いテクニカルなアルガルヴェだが、各チーム走行データがない中でフリー走行を迎えることとなる。
■フェラーリ、ポルトガルGPのフリー走行で2021年仕様フロアを先行テスト
気温18℃、路面温度25℃というコンディションでセッションがスタート。各車ハードタイヤを履いてコースインしていった。まずはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が1分30秒462を記録し、タイムシートの最上段につけた。
多くのドライバーがインスタレーションラップのみでピットに戻る中、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)はいきなり精力的に周回を重ね、1分20秒696までタイムを伸ばした。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)もセッション序盤から10周の連続周回を行なうが、ターン4出口でスピンする一幕もあった。
ピットガレージで待機していたメルセデスの2台はセッション開始から18分ごろに揃ってコースイン。その後ダニエル・リカルド(ルノー)もコースインし、20台全てがラップタイムを記録した。
コース上が混雑し始める中、サインツJr.のトップタイムを更新するドライバーが現れはじめる。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分20秒410でトップに立つと、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が1分20秒365でそれを更新。その後も周回を重ねる度にタイムは上がっていき、最終的にルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分19秒526までタイムを伸ばして1セット目のタイヤ返却時間を迎えた。
この時点でのトップ5は、ハミルトン、ルクレール、ボッタス、サインツJr.、ガスリー。今回空力アップデートを行なったフェラーリ勢は現時点で好タイムをマークしており、ベッテルも6番手につけている。
残り40分ごろから各車が再びコースイン。ここでは2セット目のハードタイヤを投入する者、ミディアムタイヤを投入する者と、タイヤ戦略が分かれた。気温・路面温度共にセッション開始時よりは上がっているが、オーバーステアを起こしてリヤを滑らせるマシンも見られた。
ハードタイヤで順調に周回を重ねていたフェルスタッペンだが、マシン後部から白煙が上がるシーンがあった。無線で「コースにオイルが落ちている」と報告するドライバーもいたが、フェルスタッペンは走行を続け、3番手までポジションを上げた。
一方メルセデス2台はミディアムタイヤで周回。ボッタスとハミルトンがトップタイムを更新し合う展開となったが、ボッタスが1分18秒410にまでタイムを上げて一度ピットに戻った。
セッション終盤は各車ユーズドタイヤを使って再度周回を重ねた。しかしながら、ガスリーのマシンにはトラブルが発生したようで、ガレージに呼び戻される場面があった。
結果的にボッタスがトップのままセッションが終了。ハミルトン、フェルスタッペン、ルクレール、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)というトップ5となった。なお、チェッカー直後に各車がグリッドでスタート練習を行なう中、エステバン・オコン(ルノー)のマシンから激しく白煙が上がり、そのままスロー走行でピットに戻った。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?