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F1、アンドレッティの2025年からの参戦を認めないと結論「この選手権に追加の価値をもたらさないと判断した」

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F1、アンドレッティの2025年からの参戦を認めないと結論「この選手権に追加の価値をもたらさないと判断した」

 F1は、アンドレッティの2025年からのF1参入を認めないことを決断した。しかしGM/キャデラックがパワーユニット(PU)メーカーとして参入を目指している2028年からの参戦については、可能性を残した。

 アンドレッティは2022年にF1参入について申請を提出。2023年の10月には、FIAがアンドレッティのF1参戦計画を承認したことを明らかにしていた。

■アンドレッティは2025年F1参入を諦めていない! トヨタの施設で使用する風洞モデルを公開。GMも車体開発に関与か

 しかしこれでF1への参入が正式に認められたわけではなく、F1と商業的な契約を結ばなければならないというハードルに直面していた。しかし最終的にF1は、アンドレッティがF1に参入することは、「F1に追加の価値をもたすものではない」と判断。2025年からの同チームのF1参入を認めないことを決断したことを、1月31日に正式に発表した。

 F1が発表したプレスリリースでは、次のように説明されている。

「我々の評価プロセスにより、11番目のチームの存在が、チャンピオンシップに価値をもたらさないことが判明した。新規参入者が価値をもたらす最も重要な方法は、競争力を持つということだ。我々は申請者(アンドレッティ)が、戦いに参加できるとは考えなかった」

 さらにプレスリリースでは、参戦チームが増えることで様々な弊害が出るとも指摘している。

「11番目のチームを追加することは、プロモーターがレースを運営する上での負担が増すことになる。一部のプロモーターにとっては、コストも加算されることになるだろう。また他のチームの技術的、運営的な部分、商業的なスペースが縮小することになるだろう」

「チャンピオンシップの純粋な商業的価値を示す重要な指標として、商業権所有者の財務結果として予想される重大なプラスの影響を、特定することはできなかった」

 またF1がもうひとつ懸念したのはPUに関する点だ。アンドレッティはGM/キャデラックと組んでF1に参入することを計画しているが、GM/キャデラックは2028年からのPU製造者登録を済ませている。つまり、アンドレッティが2025年からF1に参戦をスタートしたとしても、当初は他メーカーのPUを使わなければいけなくなるわけだ。

 そのためF1は、この状況を不確定要素だと認定。ただGM/キャデラックPUの準備が整う2028年からのアンドレッティのF1参戦については、認める可能性もあると示唆した。

「GMのPUを搭載したチームの2028年チャンピオンシップへの参加申請については、GMのワークスチームとして、あるいは許容されるすべてのコンポーネントを社内で設計・制作するGMのカスタマーチームとして、異なる見方をすることになるだろう」

「この場合、申請者がチャンピオンシップにもたらす価値、特に権威ある新しいOEMを、PUサプライヤーとしてF1に登場させるという点では、考慮すべき追加の要素ということになるだろう」

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