2026年にF1技術レギュレーションが大幅に変更され、今とは全く異なるマシンが使用されることへの準備として、FIAは、F1公式タイヤサプタイヤーのピレリが今シーズンに各チームが製造するテスト用の『ミュールカー』でのテストを実施できるようにするため、2024年レギュレーションに修正を加えた。
『ミュールカー』は、将来に向けてのタイヤテストやFIAのコンポーネントテストの目的で最小限の改造が施されたマシン。ピレリからの要請を受け、FIAおよびF1商業権所有者の全面的な支援のもとで、F1チームは、この『ミュールカー』の製造を開始している。
【ギャラリー】FIAが2026年F1新世代カーのレンダリング画像を発表。“機敏さ”をテーマに軽量&小型化。DRSは廃止
2026年のタイヤの挙動を知ることには大きなメリットがあるため、ほぼ全チームが自身のミュールカーを製造することを志願、スペインGPの週末に抽選が行われ、アストンマーティンが、コース上の開発プログラムを開始する最初のチームに選ばれた。
2025年用タイヤ開発テストが行われるなかで、それと並行して2026年用のテストもまもなく開始される。2026年に向けた作業は舞台裏ではすでに始まっているが、実際のコース上でのテストは、9月のアゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間に開始される予定だ。
より幅広く重いタイヤが導入された2017年、ホイールサイズが拡大された2022年の前にも、ミュールカーでのテストが行われた。
9月にテストを開始できるよう、FIAは2024年F1レギュレーションに新たな規定を挿入した。現在の規則ではテストに非常に厳しい制限がかけられているため、現在より30パーセントダウンフォースが低い、小型で軽量なマシンが導入される2026年の規則を想定したテストを行うためには、FIAがテスト規則の変更を行う必要があった。
『ミュールカー』のベースは、現シーズンの前の4シーズン、つまり2020年から2023年までのいずれかの技術レギュレーションに合わせて製造されたマシンでなければならない。つまり、グラウンドエフェクト規則が導入される前のマシンも含まれる。それらのマシンは、サイズなどの面では、2026年の規則に近い部分がある。
ピレリは、2026年仕様の空力特性を備えた軽量モデルを再現することは非常に難しいとの見解を示している。しかしデータの信頼性を高めるためのソリューションを導入することは可能だろう。
ピレリは今年末までに2026年用テストを10日間行うことができる。2025年にはテスト日数は40日に増える予定だ。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【MotoGP】バニャイヤ、FP1終了直後の奇妙な転倒を説明。「抜かれた後に怖くなって、フロントを失ってしまった」
日本勢も続々ウォールの餌食に……マカオGP予選は2日で12回赤旗中断の大波乱。緊急のミーティングも実施
コラピントの2025年のF1参戦に向け「ウイリアムズは最善の体制を探っている」とマネージメント会社が言及
国内カテゴリー“2冠”を引っ提げF2挑戦も、苦しむ宮田莉朋。欧州での経験値不足は想像以上に大きい?「そこが一番難しい」と中嶋一貴
無人のフォーミュラマシンが鈴鹿を激走! なぜこんな挑戦をする必要があるのか「A2RL」のCEOに直撃した
「バスが発進しようとしたので、急いで前に詰めたら、鳴らされました。運転手は懲戒処分ですよね?」質問に回答殺到!?「常識外れ」「もう運転やめてくれ」の声も…法律では誰が悪いのか
「右車線ずっと走って何が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「捕まるよ」「違反です」の声も…投稿者は「後ろから煽るほうが悪い!」と主張 法律ではどちらが正しいのか
街中で見かけるレクサス版ハイエースになんちゃってタイプR エンブレムを変えるドライバーの心理って!?
崖っぷちの英国自動車業界に「希望」がある理由 日本も無関係ではなかった
「なんでこんなにお金取られるんですか…」国民ブチギレ!?「103万の壁」「106万円の壁」どうなる? カーライフでも「世界イチ高い」自動車諸税が問題に! 搾り取られる日本人の「お金」とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?