技術革新の裏側で
技術が進歩するほど、人間の入りこむ余地が減ってくることだってある。クルマもそうだ。「自分ですべて操ること」を仮に一番の楽しみとしたときに、幸か不幸か、味わいを薄めているかもしれない10要素を挙げてみた。
1. 衝突安全性
優れた衝突安全性は重要な要件だが、クラッシュテストをクリアするために大幅な重量増は避けられない。交通事故での被害を軽減することは可能だが、顧客がどの程度この項目を気にしているかは未知数だ。
2. 快適装備
最小限の装備で軽量に仕上げるか、車重が増えるほど複数のオプションを追加するか。多くのドライバーは、不要と思えるほどのオプションを装備しがちだ。
3. 車体サイズ
年々、理想とするクルマを具現化するために必要なボディサイズは大きくなっている。また1~2世代前のドライバーよりも大きな車内空間を求める傾向もある。大きな車内空間を作るために、車重は増え、全幅も広がってしまう。
4. 環境性能
エンジニアは環境にも配慮した素晴らしいクルマを開発してはいるが、それに求められる機器や装備は車重を増やし、エンジンの持つキャラクターを薄めてしまっている。
5. ターボチャージャー
現在の多くのスポーツカーはターボ化されており、以前よりは大幅に改善されつつあるとはいえ、自然吸気エンジンと比較すると、スロットルレスポンスやエンジンサウンドは劣ってしまう。
6. 電動パワーステアリング
新型車両のほぼ全てに装備されている電動パワーステアリングだが、エンジニアは努力しているものの、路面状況の感覚は乏しく操舵フィーリングも良くはない。
7. ハイブリッド化
今後ますます不可欠なものとなると思われるが、モーターとバッテリーは車重を増し、室内空間にも影響を与えてしまう。そして、ハイブリッド化されていないクルマの方が走行性能で勝る場合が多い。
8. タイヤ技術
現代のタイヤ性能は素晴らしいが、古いMG Bを当時のタイヤで走らせれば、合法的なスピードでも十分楽しむことが可能だという事実。
必ずしも高性能化だけが正しい方向性だとは言えないのではないか。
9. スタビリティコントロール
今では必要不可欠な機能ではあるが、モデルによってはクローズドコースであっても完全にOFFにすることができない。すなわち、十分に楽しめないのだ。
10. パドルシフト
クルマからの直接的な感覚がなくては、ファントゥドライブとは言えないのではないかもしれない。操作の媒介要素が多いほど、ドライビングプレジャーから遠ざかってしまう。
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