昨シーズン限りでアストンマーチンが、そして今シーズン限りでアウディが撤退することになったDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)。これにより、来季以降も参戦する可能性が残っているのはBMWの1社のみとなり、シリーズの存続が危ぶまれている。DTMを運営するITRは、シリーズ存続のために、様々な選択肢を考慮している。
スーパーGTとの共通レギュレーションであるClass1規定を維持するのか、あるいはGT3レギュレーションに切り替えるのか、または2021年シーズンの1年間に限り、シーズンを休止するのか……いくつかの選択肢がある。
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休止という選択肢には前例もある。かつてのDTMは1996年限りで一旦廃止となり、2000年からメルセデス、アウディ、オペルの3メーカーが参戦して新たなスタートを切ったのだ。
2021年を休息に充て、2022年にシリーズとして復活する可能性について尋ねると、ITR会長のゲルハルト・ベルガーは次のように語った。
「休息……私はそんなこと考えていない。それはうまく機能しないだろう」
そうベルガー代表は語った。
「少し大きな会社があって、その活動を1年間止めることになれば、全ての生産ラインが止まるということになる。それを再び元に戻すのには、大変な労力が必要だ」
「それはDTMでも同じだと思う。すべてがあるべき位置にあり、準備が整っている。もし1年間停止するということになれば、それは良い選択肢ではないだろう。でも、現時点ではどんな可能性も除外するつもりはない。なぜなら、解決策がどうなるのか、まだ分からないからだ」
ベルガー曰く、ITRが現在の危機をどう乗り切るのか、それについての答えはまだないとしつつも、GT3で流行しているパフォーマンス・ハンデキャップのシステムは好きになれず、DTMでその方式を採用することはないと断言した。
「我々は現在、あらゆる可能性を検討している。しかし正直なところ、まだ答えは見つかっていないので、お答えすることができない」
そうベルガー代表は語る。
「現時点では、アウディが参戦を中止したことにより何が起きるのか、その全体の状況を明らかにし、今年をより良いシーズンにするために今何をしなければいけないのか、そして将来のDTMにどんな可能性があるのか……それについて議論しているところだ」
「Class1以外のレギュレーションは、それほど多くない。基本的にはGT3カーということになるが、それは異なる哲学だ。BoPなどに戻ることになるんだ」
「それが不可能だとは言わない。しかし現時点では、それが将来の問題を解決することになるとは言えない。将来について考える前に、まず解決しなければならないことが他にもあると思う」
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