ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツのマシュー・ジャミネによると、アメリカ・カリフォルニア州のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで5月14日に行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第4戦『モチュール・コース・ドゥ・モントレー・パワード・バイ・ヒョンデN』のスタート時に2台のポルシェ963のブレーキがロックしたことにより、彼らは戦略面で「妥協」を強いられたという。
ジャミネとニック・タンディは、ラグナ・セカで行われたこのレースで2位に入り、ドライバーズ選手権でのリードを広げる形とはなったが、彼ら6号車にとってはアップダウンの激しいレースとなった。
GTPの2勝目一番乗りはキャデラック。ブルデー&バン・デル・ザンデ組がラグナ・セカを制す/IMSA
フロントロウからスタートしたポルシェはスタートで3番手に順位を落とすと、ロックアップの影響により1回目のピットストップでニュータイヤを装着することとなり、作戦を変更したとジャミネは明かした。
GTPクラスのチームは、予選から2時間40分の決勝にかけて、3セットのタイヤしか使えないというルール上の制限がある。
「残念なことに、僕らはタフなスタートを切った。(僚友7号車の)マット(・キャンベル)も自分も、ターン1に入るときに大きくロックしてしまったんだ」とジャミネは語った。
「そこから、2本のフロントタイヤが完全にダメになってしまった。それ以上走れないから、早い段階でタイヤを交換することになり、妥協を強いられるレースとなった」
フルサービスストップを行ったためにトラックポジションを失ったジャミネは、レース2回目のイエロー下、7番手でタンディにマシンを引き渡した。
「ニックが最終的にすべての仕事をこなしてくれた」とジャミネ。
「僕はエネルギーの面で与えられた数値を達成し、BMWの後方にいるととき、セーブしながら彼らをパスしたんだ」
「そこからピットインし、チームとともに素早いピットストップを行い、ニックが最終的には2台をパスして2番手に戻ってチャンピオンシップのリードを保つことができた」
「とても波乱万丈な一日だったが、2位で帰ってきてチャンピオンシップのリードを広げられたら、それは素晴らしい一日でもあるよね」
タンディは「楽しいレースだった。終盤にかけてレンガー(・バン・デル・ザンデ。このレースのウイナー)にプレッシャーをかけようとして、アレックス(アレクサンダー・シムス)をパスしてからは本当にプッシュし始めたんだ。だけど、プッシュすればするほど、遅くなってしまった」とレースを振り返った。
「(リヤにハイブリッドを積むLMDh規定の)GTPマシンでは、リヤタイヤにすべてのパワーをかけている以上、タイヤのデグは明らかにひとつのファクターになる。だけど、このようなレースでは、さまざまなことが起こるので面白いよ」
「マシューはマシンを守りながら、戦略を練ることができるポジションまで回復させてくれた」
一方、ポールシッターの7号車のキャンベルは、ジャレット・アンドレッティの94号車アストンマーティン・バンテージGT3との接触で非があるとされ、序盤でリードラップから脱落しそうになった。さらに2時間目にはフェリペ・ナッセがアクシデントに見舞われ、修理のために8周の遅れをとることになった。
「明らかに、期待していたものではなかった」とナッセ。
「7号車のクルーはもっといい結果に値する。僕らには、優勝を争うペースがあった。それは予選と決勝で明らかだった」
「クラッシュしてしまったことは申し訳ない。リスタート後、2つのポジションを同時に獲得するチャンスがあった。だけど、僕のマシンのリヤが離れてしまった。クルマを捕まえるチャンスはなかったんだ」
プラクティスセッションでトップに立ち、予選ではフロントロウを独占したポルシェ・ファクトリーLMDhディレクターのウルス・クラトレは、この結果に複雑な思いを抱いている。
「2台ともフロントロウを獲得していたので、レースでの2位は期待していたものではなかった」と、彼は語った。
「6号車はよく挽回した。今日の姉妹車での出来事から、我々は学ぶ必要がある」
「チームは素晴らしい仕事をした。我々の戦略は有望だった。今週末のラグナ・セカはうまくいった。我々の成功は、一貫した進歩のおかげである」
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