日産とそのハイパフォーマンス部門NISMOは、新型2シータースポーツ『Z』にレースカーモデルを登場させるとソーシャルメディアを介して告知している。
投稿には「Nissan/NISMO新型レースカーをオンライン公開」という言葉と共に、発表を行なうYouTubeへのリンク、そしてティザー画像が付けられていた。
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配信は9月28日(水)8:00から開始され、その全貌を見ることができるだろう。ただ、ティザー画像の明るさやコントラストを調整してみると、このクルマの一端が見えてくる。
画像にあったのは新型ZのGT4モデル。NISMOのエアロボディキットを装着しており、フロントリップスポイラーや大型リヤウイングの存在が見受けられる。ボディサイドにはGT4と書かれ、ウイングを装着しているものの、市販モデルの”ダックテール”リヤスポイラーは引き継がれている。
既に日産/NISMOは、昨年末にスーパーGTのGT500モデルを発表しており、今回が初めてのレース仕様という訳ではない。6月上旬に富士スピードウェイで開催された富士24時間耐久レースでは、スーパー耐久の開発クラスである『ST-Qクラス』にZの開発車両を投入している。
おそらくGT4であろう今回のZは、BMW『M4 GT4』やマクラーレン『アルトゥーラGT4』、ロータス『エミーラGT4』などのここ数ヵ月で次々と発表されているGT4マシンと対峙することになる。ZのGT4モデルは、より過激なエアロ、大径ブレーキ、アップグレードされたホイールを装備しているだろう。ただし、GT500マシンよりも市販モデルに近い形になるだろう。
公道仕様の高性能モデル『Z NISMO』の噂は、市販モデルの登場前からインターネット上で飛び交ってきたが、現時点では日産/NISMOが力を注いでいるのはレースモデル。”スパイシー”な派生モデルの投入は急いでいないようだ。
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