メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスカー部門であるメルセデス-AMGは、フラッグシップクーペ「GT」のオープン版となる「GTロードスター」および「GT Cロードスター」の画像を公開した。
かねてから噂されていたメルセデスAMG GTのオープンバージョンが、遂に姿を現した。最も気になるスタイリングに関しては、フロントからキャビンまではクーペとほぼ同様だが、ルーフがテールエンドまでなだらかに傾斜していくクーペに対し、ロードスターはシート後方へ収まるデザインを採用。これによりリアのトランク上部はほぼフラットに近い形状とされ、ロングノーズ&ショートデッキのクラシカルなスポーツカールックがさらに強調された。
ルーフには先代にあたるSLS AMGロードスター同様ソフトトップを採用。骨格はマグネシウム、スチール、アルミニウムが用いられ、ブラック、レッド、ベージュのカラーから選択が可能となっている。ルーフを開閉するに要する時間は11秒で、50km/hまでの速度であれは走行中でも開閉できる。
パワーユニットは4リッターV8ツインターボこそクーペと同じだが、高性能版のGT Cロードスターの最高出力は、GT Sクーペの510psより47psアップの557ps、最大トルクは同30Nmアップの680Nmを発生。クーペのトップモデルである「GT R(585ps/700Nm)」に迫るスペックを誇る。これらによりGT Cロードスターは0-100m/h加速3.7秒、最高速度は316km/hをマークする。
またGT CロードスターにはGT Rクーペと同様の装備が搭載されているのもトピックだ。これはワイド化されたリアフェンダーや冷却効果を高めるアクティブエアマネージメントシステム、アクティブリアアクスルステアリングなど多岐に渡っている。
このメルセデスAMG GTロードスター/GT Cロードスターは10月から一般公開が始まるパリサロンでワールドプレミアされる予定だ。
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