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鈴鹿8耐:中上貴晶、レオン・キャミアをワークスチームに起用。ホンダが参戦体制発表

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鈴鹿8耐:中上貴晶、レオン・キャミアをワークスチームに起用。ホンダが参戦体制発表

 6月28日、ホンダが2017-2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会の参戦体制を発表した。

 10年ぶりの復活として注目を集めるワークスチーム、チームHRCは新たにレッドブルとパートナーシップを築き、鈴鹿8耐には『Red Bull Honda with 日本郵便(レッドブル・ホンダwith日本郵便)』として参戦することが明らかとなった。ゼッケンは33。マシンはホンダCBR1000RR SP2をベースとしたワークスマシン『CBR1000RRW』が投入される。

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 そしてそのライダーラインアップは、かねてから発表されていた全日本ロードレース選手権JSB1000クラス参戦中であり2017年チャンピオンの高橋巧に加え、MotoGPライダーの中上貴晶、そしてスーパーバイク世界選手権(SBK)参戦中のレオン・キャミアという顔ぶれだ。

 中上貴晶は2017年鈴鹿8耐に続く参戦。MotoGPの最高峰クラスに昇格し、LCRホンダ・イデミツから2018年シーズンを戦う中上が、今年はMotoGPライダーとして再び鈴鹿8耐に挑む。イギリス人ライダーのキャミアは、2018年シーズンはレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチームから参戦しポディウムに迫る活躍を見せている。

 鈴鹿8耐は目下、ヤマハのワークスチームであるヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームが3連覇中。2018年も連勝記録更新を目指してくることは間違いない。ヤマハに対し最有力の対抗馬として、ホンダのワークスチームであるレッドブル・ホンダwith日本郵便が立ちはだかることができるか。

「今年(2018年)念願のワークスチームが鈴鹿8耐に復活し、そのワークスチームから参戦できることを、大変うれしく思っています」と語るのは高橋巧。

 高橋巧は2017年の鈴鹿8耐、ムサシRTハルク・プロ.ホンダから参戦。途中転倒やマシントラブルなどに見舞われ、4位に終わっている。

「全日本ロード前半戦の経験を活かしながら8耐に向け上手くマシンの熟成を進められてきていると思います。ここ数年8耐の成績は、優勝から離れています。ワークスチームが復活した以上は勝たなければならないので、王者奪還を目指して頑張ります」

 高橋巧と同じく2017年にムサシRTハルク・プロ.ホンダから鈴鹿8耐に参戦した中上も「10年ぶりに復活したホンダワークスで鈴鹿8耐に参戦できることをライダーとして、またホンダファミリーの一員としてうれしく思っています」と意気込みを語る。

「優勝できる体制であり、マシンのポテンシャルも感じられましたが、それ以上にチームスタッフの優勝へのこだわりが伝わってきました。鈴鹿8耐優勝の奪還はすべてのホンダのみなさんが望んでいることだと改めて感じています。昨年(2017年)は残念ながら4位という結果に終わってしまいましたが、ワークスで参戦する以上は3人で力を合わせ、優勝を目指します」

 そして2018年からホンダに移籍し、レッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチームよりSBKに参戦しているキャミア。

「鈴鹿8耐にホンダワークスチームから参戦できることをとても楽しみにしています。8耐に向けテストを重ね万全の状態で鈴鹿8耐に臨みたいと思っています。チームメートの高橋巧選手は8耐で3回の優勝経験があり、中上選手はMotoGPにフル参戦している優れたライダーだと聞いています。8耐で優勝するためには3人の総合力が必要ですが、私はこのプロジェクトは必ず成功するものと信じています」

 また、2017-2018シーズンEWCにフル参戦中で、EWCランキングトップにつけるF.C.C. TSRホンダ・フランスはレギュラーライダーであるフレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、アラン・テシェのライダーラインアップ。鈴鹿8耐でEWCタイトル獲得を目指す。

 KYBモリワキMOTULレーシングは高橋裕紀、清成龍一、そしてブリティッシュ・スーパーバイク選手権(BSB)のダン・リンフットを起用。2017年は9年ぶりの鈴鹿8耐参戦で話題をさらったモリワキだが、2018年、悲願の優勝なるか。

 水野涼の起用のみを明らかにしていたムサシRTハルク・プロ.ホンダは、Moto2ライダーのドミニク・エガター、そしてSBKライダーであり先日ニッキー・ヘイデンのメモリアルマシンでSBK第8戦アメリカラウンドを戦ったPJ・ジェイコブセンの参戦が発表された。

 これでヤマハに続き、ホンダのライダーラインアップが明らかになった。開催までひと月に迫った鈴鹿8耐は、7月26~29日に行われる。

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