ブルノ・サーキットでMotoGP第4戦チェコGPのフリー走行3回目が行なわれ、ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリがトップタイムを記録した。
サーキット周辺は初日に引き続き青空が広がる好天に恵まれた。FP3は予選組分けを決する重要なセッションだが、気温27℃、路面温度27℃と穏やかなコンディションで走行が開始された。
■初日首位クアルタラロ、リヤタイヤのグリップに苦戦。ヤマハの“持病”が顕在化?
なおフランチェスコ・バニャイヤ(プラマック)はFP1で転倒して右足脛骨を骨折したことで、チェコGPを欠場することとなった。
ピットレーンオープンから各ライダーが一斉にコース上へと出ていくと、まずはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が序盤から好タイムを記録し始めた。
ロッシは1分56秒815と前日からタイムを縮め、6番手(以下総合タイム)に浮上した。また第2戦で左手の舟状骨を骨折したカル・クラッチロー(LCRホンダ)も1分57秒067で10番手に割って入った。
残り20分頃になると、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が躍動。1分56秒728のタイムを記録して6番手とQ2進出圏内に入った。
この頃になると徐々に他のライダーもタイムを上げつつあり、Q2進出圏内の10番手以内では僅差の戦いが繰り広げられるようになった。中上貴晶(LCRホンダ)も1分56秒819と自己ベストを記録するが、0.004秒差で11番手とわずかに手が届かない状況だ。
セッション残り12分、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)がアタックに入ると、1分56秒037とそれまでのトップタイムを0.5秒近く更新。トップに立った。
また第2戦のクラッシュで負った怪我によって体調が万全とは言えないアレックス・リンス(スズキ)も、1分56秒458とそれを感じさせない走りで2番手に続いた。
FP3は残り時間10分を切り、予選Q2への直接進出をかけた最後のアタックへと入った。
残り7分、ロッシが1分56秒473と走りをまとめ上げて、3番手タイムをマーク。ロッシはさらにアタックを続けると更に1分56秒336まで縮めて2番手タイムとした。
アタック合戦は残り時間が少なくなるにつれて激しさを増し、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)の後方でアタックを行なっていたアレイシ・エスパルガロが1分56秒183で4番手に入るなど、サプライズもあった。
そうした中、中上も残り1分で1分56秒457をマーク。9番手に食い込んだ。
だが最後の計測ではヨハン・ザルコ(アビンティア)、そしてクラッチローが大きくタイムを更新し、それぞれ2番手8番手に浮上。中上はQ2圏内からはじき出される格好となった。
最終的にFP3トップタイムはモルビデリ。2番手にザルコ、3番手にクアルタラロが並んだ。
以下Q2直接進出圏内が、ポル・エスパルガロ(KTM)、ロッシ、アレイシ・エスパルガロ、ジョアン・ミル(スズキ)、クラッチロー、ビニャーレス、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)となった。
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