8月28日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年シーズン第11戦がアメリカ、バージニア州のバージニア・インターナショナル・レースウェイ(VIR)で行われ、パフ・モータースポーツの9号車ポルシェ911 GT3 R(マシュー・ジャミネ/マット・キャンベル組)が総合優勝を飾った。
シーズンの最後から2番目のイベントとなった今戦は、『ミシュラン・GTチャレンジ・アット・VIR』という大会名からもわかるとおり、年間にふたつあるGTカーのみで争われるラウンドのひとつだ。
ヘッドライトも初披露。2023年デビュー予定のキャデラックLMDhがロード・アトランタでのテストを完了
23号車アストンマーティン・バンテージGT3(ハート・オブ・レーシングチーム)がGTDプロの、57号車メルセデスAMG GT3(ウインワード・レーシング)がGTDクラスのポールポジションを獲得した土曜の予選を経て迎えた日曜の決勝レースは、定刻14時10分に開始された。スタート時のコンディションは気温32℃/路面温度37℃、路面はドライだ。
晴天の下で行われた2時間40分レースの序盤は大きな動きがなく、スタート直後に9号車ポルシェが予選2番手の3号車シボレー・コルベットC8.R GTD(コルベット・レーシング)をかわして2番手に順位を上げてからしばらく膠着状態が続いた。
スタートから45分後、最初のピットタイミングが訪れると上位陣ではコルベットが最初に動く。このアンダーカットが成功し3号車はトップに浮上。レース開始から1時間を過ぎた段階で、2番手につける9号車ポルシェを10秒以上引き離した。
しかし、GTDカーのアクシデントによるデブリ回収のため、レースのちょうど折り返し地点でフルコースコーションが入りコルベットが築いたギャップは帳消しに。さらに、ほぼ全車が入ったセーフティカー先導中のピット作業で9号車がリードを奪ってみせた。
フィニッシュまで残り55分、2番手を走るコルベットは3度目のピットインを給油のみで済ませた。一方、その2周後にピットに向かった9号車は給油に加えてリヤタイヤの交換も行ったが、3号車の前でコースに復帰。ポジションをキープする。
レース終盤にかけてはGTDクラスの2ストップ組が総合順位の上位を固め、コーション中に3度目のピット作業を行っていた23号車アストンマーティンがGTDプロのトップを走る展開となる。だが、燃費を伸ばして好ポジションを得ようとしたほとんどのチームの目論見はうまくいかず、GTDの27号車アストンマーティン・バンテージGT3(ハート・オブ・レーシングチーム)を除いてスプラッシュを要した。
■メルセデスAMGがラスト2分で逆転
燃費走行の23号車を難なくかわしてGTDプロトップに再浮上した9号車は、レース最終盤にGTDのアストンマーティンもパスして総合首位に復帰。すぐ後ろに3号車コルベットが迫るなか0.823秒差でこれを振り切りトップチェッカーを受けた。
この勝利で今シーズン5勝目をマークしたジャミネ/キャンベル組は次戦、最終戦プチ・ル・マンの決勝レースをスタートした時点でGTDプロクラスの初代チャンピオン獲得が確定することとなった。
GTDクラスでは、レース残り8分でのスプラッシュ後、最後まで燃費走行で耐え続けたマキシム・マルタンの27号車をラスト2分の段階でオーバーテイクした、57号車メルセデス(ラッセル・ワード/フィリップ・エリス組)がクラスウイナーに。総合3位でフィニッシュした同車はポール・トゥ・ウインと前戦ロード・アメリカからの2連勝を達成した。クラス2位は27号車アストンマーティン、同3位には純粋な3ストップ作戦を採った1号車BMW M4 GT3が入っている。
GTDプロクラス3位は総合9位でフィニッシュした14号車レクサスRC F GT3(バッサー・サリバン)。2ストップでのポール・トゥ・ウインを狙った23号車アストンマーティンは、フィニッシュ4分前にスプラッシュに入る必要がありクラス4位/総合11位でレースを終えることとなった。
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦、今季最終戦となるプチ・ル・マンは9月28日~10月1日にジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで開催される。
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