現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ルノー、F1新規参戦目指すアンドレッティとのカスタマーPU供給交渉を再開せず「今後の様子を見る」

ここから本文です

ルノー、F1新規参戦目指すアンドレッティとのカスタマーPU供給交渉を再開せず「今後の様子を見る」

掲載
ルノー、F1新規参戦目指すアンドレッティとのカスタマーPU供給交渉を再開せず「今後の様子を見る」

 F1新規参戦を目指すアンドレッティへのカスタマーパワーユニット(PU)供給についてルノーは、アンドレッティの参戦が決定するまでは契約交渉を再開しないと明かした。

 ルノーは当初、アンドレッティとPU供給の事前契約を結んでいたものの、その契約は昨年失効。アンドレッティはFIAからは新規参戦計画の承認を得たものの、F1の商業権を握るフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)には、2025年の新規参戦計画を却下されてしまった。

■会合招待の知らせが“迷惑メール”行き!? アンドレッティ、F1新規エントリー却下理由に異議。なおも2026年参戦目指す

 アンドレッティは2026年からの参戦する計画に焦点を移しているが、ルノー側とは現時点で正式な取り決めはない。

 アンドレッティはF1参戦に向けてゼネラルモーターズ(GM)傘下のキャデラックとパートナーシップを結んでおり、既にキャデラックは2028年からのPU製造者登録を済ませている。この年からアンドレッティがワークスPU供給を受ける可能性が高いが、そこまでの2年間は既存PUメーカーからカスタマー供給を受けることを希望している。

 F1スポーティングレギュレーションでは、チームがPU契約を持っていない場合には、最も供給チーム数が少ないPUメーカーが供給を請け負うことと規定されており、2026年以降ではアストンマーティンへ供給を行なうホンダとアルピーヌへ供給を行なうルノーの2社がこれに該当する。

 しかしルノー側は、アンドレッティが正式参戦を決めるまでは、この件について話し合う意味はないと明言している。

 motorsport.comがアンドレッティへのカスタマーPU供給についてアルピーヌのブルーノ・ファミン副代表に2024年の新車発表会で尋ねると、彼は次のように答えた。

「我々は事前契約を結んでいたが、その後は何もなかった」

「ただ、それはアンドレッティの今回のエントリー(条件)に関係していた。当分の間、彼らは参戦してこない」

「2028年についてFOMが言っていたことは私も読んだ。今後どうなっていくのかを見てみたいと思う」

 また、ここ数週間で話し合いは再開されたのか? と尋ねるとファミン副代表はこう答えた。

「FOMが回答してからはない。私は全く議論していない」

 FOMはアンドレッティの2025年からのF1新規参戦を認めない理由としていくつかの要点を挙げたが、アルピーヌとしては「11番目のチームがF1に付加価値をもたらすか次第」というスタンスを貫いている。

「もし彼らがチャンピオンシップに真の付加価値をもたらしてくれるのであれば、F1に11番目のチームが加わることは非常に喜ばしいことだ」

「そのプロジェクトの付加価値を評価するのはFOMだ。彼らが分析を行ない、回答をする。彼らが決定者で、我々はそれに満足している」

「ただ、これはケースバイケースだと思う。一般的なポジションがある訳ではない。F1がいつか、11番目のチームがチャンピオンシップに多くの付加価値をもたらすことができると言うのなら、我々はそれでとても満足するはずだ」

こんな記事も読まれています

まるで[ラリー車]! 三菱 [アウトランダーPHEV]が最高のクルマに進化した件
まるで[ラリー車]! 三菱 [アウトランダーPHEV]が最高のクルマに進化した件
ベストカーWeb
オールトヨタ製になるぞ!!!!!! 新型[スープラ]は新開発の2L直4ターボ+ハイブリッドが濃厚か!?
オールトヨタ製になるぞ!!!!!! 新型[スープラ]は新開発の2L直4ターボ+ハイブリッドが濃厚か!?
ベストカーWeb
全幅1.97mはデカすぎた!? 中身はよかったけど新規市場開拓ならず? 生産終了した[グランエース]に販売現場が思うこと
全幅1.97mはデカすぎた!? 中身はよかったけど新規市場開拓ならず? 生産終了した[グランエース]に販売現場が思うこと
ベストカーWeb
冷静貫徹のサービスパーク/贅沢すぎるデモラン/多くの著名人も来場【ラリージャパン写真日記最終回】
冷静貫徹のサービスパーク/贅沢すぎるデモラン/多くの著名人も来場【ラリージャパン写真日記最終回】
AUTOSPORT web
[発炎筒と発煙筒の違い]知ってた!? 車載するのはどっち!? 意外と知られていない発炎筒の基礎知識
[発炎筒と発煙筒の違い]知ってた!? 車載するのはどっち!? 意外と知られていない発炎筒の基礎知識
ベストカーWeb
96年前のル・マンで優勝したベントレーが東京を走った!「コッパ・ディ東京」に降臨した「オールド・マザー・ガン」とは?
96年前のル・マンで優勝したベントレーが東京を走った!「コッパ・ディ東京」に降臨した「オールド・マザー・ガン」とは?
Auto Messe Web
一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
乗りものニュース
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
AUTOSPORT web
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
くるまのニュース
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
AUTOSPORT web
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニ「ウラカンGT3 EVO2」を応援する「JLOC AMBASSADOR」を紹介…コスチュームはひと目で分かる大胆トリコローレカラー!
ランボルギーニ「ウラカンGT3 EVO2」を応援する「JLOC AMBASSADOR」を紹介…コスチュームはひと目で分かる大胆トリコローレカラー!
Auto Messe Web
フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
AUTOSPORT web
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
AUTOSPORT web
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
AUTOSPORT web
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
くるまのニュース
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
AUTOSPORT web
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村