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F1オーナー、アフリカ大陸でのレース復活を熱望。マラケシュも誘致に名乗り?

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F1オーナー、アフリカ大陸でのレース復活を熱望。マラケシュも誘致に名乗り?

 F1の商業部門を統括するマネージングディレクターのショーン・ブラッチズによれば、F1オーナーのリバティ・メディアにとってアフリカでのグランプリ開催復活が優先事項であり、モロッコのマラケシュが開催に関心を示しているという。

 モロッコは、1958年に一度だけF1グランプリを開催したことがある。当時はカサブランカの海沿いに作られたロードコース、アイン・ディアブでシーズン最終戦が行われた。

■復活のオランダGP、レースは“パレードラン”に? ドライバーからレイアウトに懸念の声も

 最近では、”南の真珠”と称される観光都市のマラケシュでレース開催が活発化しており、2009年から2017年までWTCCを、2016年からはフォーミュラEを開催。モータースポーツにおける国際的な知名度を上げてきた。

 一方、F1がアフリカ大陸で最後にグランプリを開催したのは1993年。南アフリカのキャラミで21回(うち1回は非選手権扱い)レースを開催した他、それ以前の1960年代には同国のイースト・ロンドンでも4回(うち1回は非選手権扱い)レースを行っている。

 それ以降、何度も南アフリカでのグランプリ開催の可能性が浮上しては消えており、一時はケープタウンでの開催も検討されていた。

 ブラッチズは、ロンドンで行われたスポーツ産業イベントで「我々は、人類が生活している5大陸のうち、アフリカでレースをしていない」と語った。

「我々は南アフリカと、グランプリ誘致に関して非常に生産的な会話をしてきた。南アフリカほどではないが、モロッコとも話をしている」

「我々は以前、そこ(南アフリカ)でレースをしてきた。政治的な理由から開催が中止されたこともあったが、それ(アパルトヘイト政策)もすでに終わっている。我々はそれ(グランプリ復活)に取り組んでいる。我々にとって本当に大切なのだ」

 南アフリカとモロッコでの開催見通しについて、彼はロイターに次のように述べた。

「そこは我々がレースをしたい市場だ。F1はグローバルなスポーツなんだ」

「南アフリカには歴史的なサーキットがある。キャラミだ。南アフリカでポルシェのディーラーを所有しているトビー・ヴェンターが、ガレージやパドックを改修している」

「世界中の他の市場と同様に、モロッコのマラケシュからも積極的なアプローチを受けている。そこにはサーキットもあるが、ステータスという意味では馴染みが薄い。(F1開催が可能な)グレード1のサーキットではないと思うが、高い関心がある」

 ブラッチズは、マラケシュでのプロジェクトに関して、公的資金の関与が不可欠になると示唆した。

「世界中の国や州、都市、自治体にとって、我々のレースは経済的な推進力になる」

「我々のグランプリの大部分は、政府によって支えられている。それが機能するからだ。我々はそれらの都市に明るい光を当てる。直接、多大な経済的影響が生まれるのだ」

 開催が実現するタイミングについて訊かれると、ブラッチズは「それは流動的だ。我々は短期的に考えている」と答えた。

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