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なぜデリカは愛される? 1000台超が集結「デリカファンミーティング2022」

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なぜデリカは愛される? 1000台超が集結「デリカファンミーティング2022」

コロナ禍の影響で、昨年2年ぶりに開催されたデリカの祭典、デリカファンミーティング(DFM)。毎年グリーンシーズンのスキー場(ふじてんスノーリゾート)の駐車場を貸し切って行われているが、今年は前回よりも明らかに入場を待つデリカの車列が長い! 午前9時のゲートオープン前から長蛇の列をなし、すべてのクルマが会場入りしたのはお昼過ぎ。参加台数は昨年の600台超を大幅に上まわる約1000台で、過去最高を記録した。

DFMの魅力は「普段SNSでしか付き合いのないユーザーとリアルに触れ合える」こと。単なるカスタム愛好家の集まりではなく、ファミリーやカップルの参加者が多いのも特徴で、会場のあちこちでデリカオーナー同士が近況報告をしたり、家族ぐるみで交流を深めたりしていた。

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デリカ乗りにとって年に1度のビッグイベント、もはや「聖地」ともいえる富士の麓に集ったオーナーにデリカD:5を選んだ理由やカスタムのこだわりポイント、愛車への思い入れをじっくりうかがった。

■2019年のビッグマイナーでACCが付いたので購入しました

高瀬 朗さん、志穂さん、陸さん、椛さん、朔さん
デリカD:5 JASPERコンプリートパッケージ

「ずっとデリカD:5が欲しかったんですけど、当時は追従クルーズコントロールの設定がなかったのでいったんセレナを挟み、2019年のビッグマイナーチェンジでACCが付いたので乗り替えました」という高瀬さん。セレナの前に乗っていたフォレスターはアイサイト付きで、ACCの便利さを痛感していた。

高瀬さんが選んだのは純正カスタム仕様ともいえるジャスパー。内装は撥水機能の付いたスエード調人工皮革「グランリュクス」がおごられ、サイドとテールゲートの専用デカールやアイガーグレーメタリック塗装の専用フロントグリル&ポジションランプガーニッシュがジャスパーの証。

高瀬さんのジャスパーはディーラーオプションのジャスパーコンプリートパッケージで、JASPERロゴ入りのマッドフラップ、カーゴフェンス、エンジンフードエンブレム、吸・遮音機能付きのフロアマットが備わる。

DFMに参加するために、はるばる大阪から車中泊しながらドライブしてきた。サードシートはつねに跳ね上げた状態にして、そこに塩ビパイプで組んだ自作のベッドフレームを装着。2列目シートも倒すと立派なベッドが出現。ここには志穂さん、陸さん、椛さん、朔さんが川の字になってゆったり就寝。朗さんは運転席を倒して仮眠している。JASPERコンプリートパッケージに含まれるカーゴフェンスがテールゲートを開けたときの荷崩れを防いでくれる。

アルミホイールはデリカ仲間から「履き替えるから」と格安で譲ってもらったクリムソンのMGビースト。ラギッドなフェイスデザインとBFグッドリッチのオールテレインタイヤとの組み合わせで足元をワイルドに見せる。

バンパーガードはオートフラッグスの後期D:5用GOQBUTO。車両側への加工が一切不要ながら分かりやすい「四駆感」を演出できる人気アイテム。

マフラーはノーマルだが、オートフラッグスのマフラーカッター「カーボナイズドカウル100φ」を装着。D:5の純正マフラーの寸法にピッタリ合うように作られている。JAOSのリヤスキッドプレート・ブラストが後ろ姿を引き締める。

フォレスターもセレナもノーマルで乗っていたが、デリカD:5に乗り替えてからクルマいじりに目覚めたという高瀬さん。「SNSで知り合いになった方と情報を共有して、配線方法や電工を教えてもらっています」。その成果が自作したフロントグリルとルーフのLEDランプだ。

車内に積みきれない荷物は三菱純正オプションの「ヘビーデューティキャリア」に積載。最大積載重量は50kg。キャンプ場で荷物を降ろした後は子供たちの秘密基地に変身。

■デリカD:5を3台乗り継いだ生粋のデリカマイスターが参上!

こぶちゃんさん
デリカD:5 Gパワーパッケージ

キャップ、メガネフレーム、マスクからシューズに至るまで全身オレンジ尽くめのこぶちゃんさん。デリカ界隈では超有名人で、「オレンジのツナギを着た人」といえばすぐにわかる(DFM2022の公式YouTubeにも一瞬映り込んでいる)。これにはちゃんと理由があって「クルマ以外どこで勝負するか?ってなったときに、まずは格好から(笑)。おかげで初対面の人にも『オレンジの人』って覚えてもらえます」。

愛車の内外装もオレンジでコーディネート。じつはデリカD:5は今の愛車で3台目。この前に乗っていたのが特別仕様車のアクティブギアで、オレンジのアクセントカラーが象徴的だったことから、そのイメージをカスタムに採り入れた。こぶちゃんさんはパジェロを3台、グランディスを挟んでデリカD:5を3台乗り継ぐ筋金入りの三菱党だ。

前車のアクティブギアはオリジナルブランドKADDIS(カディス)を展開する埼玉県越谷市のプロショップ、ロードハウスで5インチアップを施していた。「車検を通すつもりでイベントに参加したら『乗り替えませんか?』って提案されて、30分思考してコレになりました」。新車ベースでリフトアップを施したコンプリートカーで、5インチアップとオーバーフェンダーが迫力満点。

デリカで車中泊しながら全国各地を巡ったり、イベントに参加したりするのが趣味で、輝オートのベッドキットを3台にわたって使い続けている。「今のクルマでもっとも遠くに行ったのは北海道。仙台まで自走して、そこから苫小牧までフェリーで渡り、襟裳岬、納沙布岬、宗谷岬、稚内、札幌、夕張と道内を7泊8日で巡りました」。季節や天候に左右されず安心してクルマ旅ができるデリカD:5はこぶちゃんさんの「旅の相棒」だ。

ホイールはエルフォードの「Blood stock」。もともとはポリッシュリムだったのをオレンジにペイント。タイヤプリントはタイヤフィッターの武蔵村山店で施工。ブランドロゴは各メーカー&ショップに使用許諾を取っている。

アシストグリップ、ステアリングカバー、パネル、フロアマット&シートカバーのパイピングやアルミペダルもオレンジでコーディネート。「本当はステアリングごと交換したかったけれど、シートヒーターが使えなくなるのでカバーにしました」。

サイクルキャリアやヒッチキャリアを装着できるKADDISトレイルヒッチPREMIUM。メインバーの上はステップとして使えるように滑り止め加工が施されている。

■デリカD:5用を得意とする有名ショップ、パーツメーカーのブースも大盛況

アフターパーツメーカー、プロショップも多数出展。話題の新製品や人気アイテムの実物が見られるとあって大好評だった。

西尾張三菱自動車販売

TOYO TIRES

JAOS

RAYS

MID

CRIMSON

エルフォード

フォーバイフォーエンジニアリングサービス

ヨコハマタイヤ

ワーク

MLJ

MKW/BRUT

■並みのミニバンでは真似のできない、デリカD:5自慢の45度登坂を実演

全国の三菱ディーラーなどで開催されている45度登坂の体験イベントをDFMで開催。最大傾斜45度の急坂登坂では低回転からビッグトルクを発揮し、それを4WDで無駄なく路面に伝えるデリカD:5の本領が発揮される。このほか、20度の斜面を横切る「キャンバー走行」、高さ40cm程度の凹凸路面を乗り越える「モーグル走行」、ゴツゴツとした岩場をイメージした「階段昇降」の各セクションでデリカD:5に秘められたポテンシャルの高さを体感した。

<文=湯目由明 写真=岡 拓>

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みんなのコメント

2件
  • 三菱とトヨタは直ぐにミ〜~ティング これが社会から嫌われる ほんの一例w。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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