オーストラリアのビジネスマンで実業家のデビッド・ディッカー率いるローディン・カーズは、イギリス・ファーナムを拠点とするレーシングチーム・カーリンに対する出資により筆頭株主となった。これによりチーム名称が変更され、新たに「ローディン・カーリン」となる。
カーリンは1999年以降、F4やF3、F2、インディライツ、インディカー、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、アジアン・ル・マン・シリーズで計470勝を挙げ、30以上のタイトルを獲得してきた名門。佐藤琢磨や角田裕毅ら日本人ドライバーを含め、30人以上のドライバーをF1へ送り出してきた。
■目指すはF1超え……ローディン、新ハイブリッドハイパーカー「エフゼロ」を発表。レース参戦も視野に
2010年にはグレアム・チルトン率いるカプシカム・モータースポーツから多額の投資を受けて組織再編成が行なわれた。2023年はイギリスF4やFIA F3、FIA F2、イギリスGB3に参戦し、F1アカデミーとスペインF4にも参戦カテゴリーを拡充する予定となっている。
今回、カーリンはローディンによる買収が行なわれるものの、トレバーとステファニーのカーリン夫妻は引き続きチームの指揮を執ることとなり、人事や運営に大きな変更点はない。
ローディンはこれまで、ニュージーランド出身で2023年は日本のスーパーフォーミュラへ戦いの場を移すリアム・ローソンやイギリスF4勝者のルイ・シャープなどのスポンサーを務めてきた。2022年にローソンが乗ったカーリンのF2マシンにも、そのロゴは大きく載っていた。
なお、ローディンはニュージーランドの自動車メーカー。頓挫したロータスのカスタマーF1マシン『T125』プログラムを引き継ぎ、2022年8月にはサーキット専用ハイパーカー『FZERO(エフゼロ)』の開発を発表している。
ローディン・カーリンの会長となったディッカーは、発表に際して次のように語っている。
「我々は、カーリンとの過去のシーズンにおいて、素晴らしい成功を収めたリアムとルイとの取り組みを通じてとても感銘を受けた」
「トレバーと私は同じ志を持ち、チームに何が達成できるかを既にこの目で見てきた。未来へ向けた原動力の一部になれるのは、とてもワクワクすることだ」
「チームへの投資は、私が長年情熱を注いできたモータースポーツにおける我々の意思を示すモノだ」
「トレバーと私は、パフォーマンスと競争に首ったけであり、その思いこそがローディン・カーリン・チームが来る新シーズンで上位に名を連ねることを約束しているのだ」
また、トレバー・カーリンは次のように語っている。
「ローディン・カーリンとして新たな時代を迎え、レースやチャンピオンシップで勝つ物語が続いていくことにとてもワクワクしている」
「デビッドとは、我々が参戦する全てのチャンピオンシップでトップランナーになるというビジョンを共有している。ローディン・カーズのような革新的な企業と共にこの旅を続けられることにワクワクしている」
「また株主として、ビジネスパートナーとして、13シーズンに渡り素晴らしいサポートを提供してくれたグラハム・チルトンにも感謝したい」
「我々は共に仕事をしている間、世界中様々なチャンピオンシップやレースを制し、数え切れないほどのドライバーをトップレベルへ押し上げる貢献をしてきた」
「我々の素晴らしいファクトリーは、我々が共に築き上げた素晴らしい遺産であり続ける」
ローディン・カーリンは2023年シーズン、F2ではゼイン・マロニーとエンツォ・フィッティパルディのレッドブル育成ふたりを起用。F3ではハンター・イエニーとオリー・グレイのふたりの起用が既に決まっている。
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