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ローディン、F1超えの性能目指すハイブリッドハイパーカー“エフゼロ”の初テストを完了「他にはないクルマだ!」

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ローディン、F1超えの性能目指すハイブリッドハイパーカー“エフゼロ”の初テストを完了「他にはないクルマだ!」

 ニュージーランドに本拠地を置くローディン・カーズが、ハイパーカー“FZERO(エフゼロ)”のシェイクダウンを実施した。

 このハイパーカー計画は、昨年発表されたモノ。72度のバンク角を持つ4リッターV型10気筒ツインターボエンジン「RC.TEN」に、130kWの回生兼ブースト用のモーター/ジェネレータを組み合わせている。最高出力は9,500rpmで1,027ps、最大トルクは8.500rpmで700Nm、最大回転数は10,500rpmで、最高速度は360km/hに達すると予想されている。

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 シャシー&ボディワーク共にカーボンコンポジット製。フロント、リヤ、フロアなどの空力パッケージで、合計4000kgのダウンフォースを発生させる。ローディンが目指すのは、F1マシン超えの走行パフォーマンスを実現することだ。

 ローディンは、2016年からこのFZEROの開発に着手。頓挫したロータスのカスタマーF1マシン”T125”プログラムを引き継いだことで、FZEROの開発計画は加速した。

 当初発表されていた通り、ローディンは2024年の到来を前にプロトタイプ・テストマシンでのシェイクダウンを完了。ローディン創設者のデビッド・ディッカーは、順調にテストをこなすことができたと語った。

「テストと開発には長い道のりがあるが、FZEROを初めて走らせて、このプログラムを実現するためにローディン・カーズの全員が成し遂げたことに大きな誇りを感じている」

「テストは非常に上手くいき、プログラムをこなすことができた」

「FZEROプロジェクトが次の段階に入り、我々はワクワクしている。本当に、これは他にはないクルマだ」

 また、ローディンでジェネラル・マネージャーを務めるエマ・ダンカンは、FZEROの初回テストはブランドにとって「極めて重要な進展」であり、「このクルマはエンジニアリングの卓越性を象徴するもので、まさに傑作だ」と付け加えた。

 V10ツインターボエンジンの初期プロトタイプ2基は、イギリスのニール・ブラウン・エンジニアリングによって製造されたが、ローディンは現在、エンジン製造も完全に社内で行なうことを決めている。

 ローディンはRC.TENの自然吸気バージョンも開発中。このエンジンは他のモータースポーツプロジェクトにも応用される予定だ。

 このエンジンは、インディアナポリスで開催されるパフォーマンス・レーシング・インダストリーショーに出展される予定だ。

 ローディンはこの1年でモータースポーツへの関与を大幅に拡大。2023年シーズン開幕に先駆けて、FIA F2を始めとするジュニアカテゴリーで長年活躍するカーリンのシングルシーター事業を買収した。

 そしてローディンは、FIAが入札を行なった2025年からのF1新規参入に手を上げた組織のひとつだったが、申請が承認されることはなかった。彼らのF1計画では、少なくともひとりの女性ドライバーを起用することが含まれていた。

 なお、このFZEROでのレース参戦計画について尋ねられたディッカーは、以前次のように答えていた。

「我々が取り組んでいる面白いプロジェクトがいくつかあるが、今のところ話せないのだ」

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