トヨタ、GR86を一部改良。祖であるAE86生誕40周年を記念する特別仕様車も追加

　9月22日、TOYOTA GAZOO Racingは同社のスポーツカーである『GR86』の一部改良を実施し、9月22日から全国のトヨタ車両販売店での注文受け付けおよび、11月1日からの発売を発表。さらに1983年に登場したAE86カローラレビン／スプリンタートレノの生誕40周年を記念する特別仕様車『RZ“40th Anniversary Limited”』の追加を明らかにした。

　今回の一部改良では、すでに発表されている兄弟車のスバルBRZと同様に、GR86でもマニュアルトランスミッション（MT）車に衝突回避と衝突被害、運転負荷を軽減する運転支援システム“アイサイト”が標準装備となった。

　また、機能および安全装備の改良として、ステアリングにハンズフリースイッチを標準装備し、走行中のハンズフリー通話への対応や、ブラインドスポットモニターの追加、さらにVSC制御最適化によるコーナリング時の走行安定性、安全性能向上も図られている。

　さらに走行性能では、ブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキとザックス製アブソーバーがSZグレード以上にオプション装備されたことに加え、電子スロットル出力特性の変更によるコントロール性の向上といった改良を実施。消費税込みの価格は291万6000円～357万4000円とされた。

　そして、GR86の“祖”とも言えるAE86カローラレビン／スプリンタートレノの生誕40周年を記念する特別仕様車『RZ“40th Anniversary Limited”』も新設定。この特別仕様車は、RZグレードをベースにエクステリアカラーがホワイトかレッドに限定されるも、AE86の赤×黒、白×黒のツートーンを想起させる専用デカールが施される。

　インテリアにはAE86のヒストリーを感じさせる専用ロゴと加飾を多数特別装備。さらに、今回の改良によりGR86にオプション設定されるブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキとザックス製のアブソーバーを特別装備する。

　特別仕様車『RZ“40th Anniversary Limited”』は、全国のGR Garageを通じて9月25日から10月9日までの期間限定で商談予約の抽選受付を行い、10月25日より商談を開始。そして2024年2月ごろから200台限定での販売が予定されている。こちらの消費税込みの価格はMTモデルが382万2000円、ATモデルが392万円だ。GR86および特別仕様車の詳細についてはTOYOTA GAZOO Racingの公式サイトを確認してほしい。

・GR86：https://toyotagazooracing.com/jp/gr/86/
・特別仕様車『RZ“40th Anniversary Limited”』：https://toyotagazooracing.com/jp/gr/86/40th_anniversary_limited/

Comments

時代が変わって自動車にも先進技術がふんだんに投入された。
しかしAE86を語る上でシンプル、軽量、軽快、安価てのは重要な要素だと思います。

オリジナルであるBRZが変わったから、自動的にOEMの86も変わっただけ。