10月19日、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)の第12戦スペインラウンドが開催された。レース1でトプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が2位表彰台に上がり、2レースを残して2024年シーズンのチャンピオンを獲得した。
トルコ人ライダーのラズガットリオグルは、スーパーストック600、スーパーストック1000の経験し、2018年からWorldSBKに参戦を開始。カワサキのインディペンデントチームであるプセッティレーシングでしのぎを削り、初戦度は2度の表彰台にとどまったものの、2019年は2度の優勝を含む13度の表彰台を獲得した。さらに同年には、鈴鹿8時間耐久ロードレースにKawasaki Racing Team Suzuka 8Hから参戦して優勝にも導いた。
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その後、2020年からはパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームに移籍。初年度から強さを発揮し、2021年には13度の優勝を飾って自身初のWorldSBKチャンピオンに輝いた。この年にはまた、マニュファクチャラーのタイトルも、ラズガットリオグル擁するヤマハが獲得した。
翌2022年も引き続きチャンピオン争いを展開したが、惜しくもランキング2位で終え、ゼッケンを1番から54番に戻すことに。2023年も継続参戦していたが、その年限りでPata Yamaha Prometeon WorldSBKから離脱を決意。
その際はヤマハからのMotoGP参戦も噂されていたが、2024年はBMWのワークスチームであるROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamに移籍し、引き続きWorldSBKを戦っている。今季は自身初のBMW M1000RRを駆ることになったシーズンだが、移籍後2戦目となる第2戦カタールニャのレース2で優勝を挙げた。
その後もなんと、第4戦エミリア・ロマーニャから第7戦ポルトガルまで4戦連続で3レース優勝を飾るという好調さを発揮。また、第3戦オランダラウンドのレース2からは13連勝と圧倒的な記録も残した。絶好調かと思われたが、第8戦フランスと第9戦イタリアは怪我により欠場となってしまった。
ただ、復帰後も表彰台と優勝の記録を伸ばし、最終戦までに17勝を含む23度の表彰台と脅威の勝利数を挙げた。そんなラズガットリオグルは、第12戦スペインラウンドのレース1で2位に入ったことで、日曜日の2レースを残して2024年シーズンのチャンピオンを実現させた。彼にとって3年ぶりのタイトル獲得となった。
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みんなのコメント
8耐の件でカワサキにぶちギレだったのに‥