モーターランド・アラゴンでの連戦となったMotoGP第12戦テルエルGPの決勝レースが行なわれた。優勝はペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリだった。
スケジュールが平常とは異なり、MotoGPクラス決勝はMoto2クラスの前に実施。気温は21℃、路面温度29℃というコンディションでレーススタート時刻を迎えた。
■スズキ、チームオーダー発動はない? ランク首位ミル「リンスに対してフェアじゃない」 3 シェア
注目の予選位置は中上貴晶(LCRホンダ)がポールポジションを獲得。2番手にフランコ・モルビデリ、3番手にはアレックス・リンス(スズキ)が並んでいる。
23周の決勝レースがスタート。ポールスタートの中上はホールショットを奪って先行。しかしターン4でクラッシュを喫してしまった。再始動はならず、中上はここでリタイア。優勝へ好スタートを切った矢先の転倒に、中上もガクリと肩を落とした。
これで先頭はモルビデリ。リンス、ヨハン・ザルコ(アビンティア)と予選グリッド上位のライダーが順当に上位に並んだ。また12番グリッドと後方からのスタートだったジョアン・ミル(スズキ)も一気にポジションを上げてきた。
3周目、序列が整うとモルビデリ、リンスの2名が先行。3番手以下ザルコ、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ミル、アレックス・マルケス(レプソル・ホンダ)という並びだ。
先頭のモルビデリはペースが良く、徐々に2番手のリンスに対してもギャップを広げていく。6周目の時点で0.5秒以上の差をつけ、3番手以下には既に2秒近いギャップとなっていた。
3番手のザルコにはビニャーレスを追い抜いてきたミルとアレックス・マルケスが迫り、そのギャップは徐々に削られていった。
先頭のモルビデリとリンスは0.4~0.5秒ほどのギャップを保ったままラップを消化していき、10周が過ぎた。また3番手のザルコとの差は3秒に近い大差となった。
11周目、リンスがザルコをオーバーテイクし3番手に浮上。そのままザルコを突き放して行く。
ザルコはアレックス・マルケスをなんとか抑えようと奮闘。そして一度は抑えたものの、スピードの差は明らかで、12周目には先行を許してしまった。
しかしそのアレックス・マルケスは、残り10周というタイミングのターン2で転倒を喫してしまった。表彰台が見える位置だったが、フロントタイヤからのスリップダウンでそのチャンスを失ってしまうと、彼はガックリとした姿を見せた。
トップのモルビデリとリンスのギャップは依然として0.5秒ほど。3番手ミルとは3秒のギャップが有り、既に優勝争いはこのふたりに絞られた。
そして徐々に2番手リンスのペースが落ち始め、モルビデリとのギャップが拡大。残り5周の段階でその差は1秒にまで広がった。
リンスはもう余力がないようで、さらにギャップが拡大。残り3周で差は1.5秒と完全に優勝争いから脱落してしまった。
ラストラップ、モルビデリはリンスに対して2秒と大きなギャップを築いたまま最終コーナーを立ち上がり、余裕ある状態でフィニッシュ。今季2勝目を果たした。
なおモルビデリは今回の優勝で、ランキング4番手に浮上。首位のミルとのギャップは25ポイントだ。
2位はリンス。終盤はペースでモルビデリに及ばなかったが、前戦優勝に続いて再び表彰台を獲得した。
3位はミル。アラゴンGPから連続の3位獲得だ。ランク2番手のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が8位に留まったため、そのギャップを14ポイントに広げた。
なおスズキは前戦アラゴンGPに続き、2戦連続でダブル表彰台となった。
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みんなのコメント
次も2週連続開催ですし、トップタイムを刻む力をまた示していってください。