鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第5戦の予選。トヨタ・GRスープラ陣営にとっては苦しいセッションになった。
トヨタ陣営の中で、Q1を突破したのは38号車ZENT CERUMO GR Supraのみ。これは前戦富士に続いて2戦連続だが、今回はQ1で敗退した5台が11番手~15番手と下位を固める形となった。
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スーパーGTには、シリーズポイントに応じて課されるサクセスウエイトや、予選で使用するタイヤのチョイスなど、様々な要因が絡む。ただ今回のトヨタ陣営は、ウエイトの重いマシンだけでなく、比較的軽いマシンも軒並み苦戦している状況だ。また、同じく鈴鹿で行なわれた第3戦ではトヨタ陣営が3台Q2に進み、フロントロウを独占しているため、スープラが特段鈴鹿を苦手としているとも考えづらい。
こういった結果は、ライバル陣営の首脳陣にとっても予想外だったようだ。今回の予選では、ホンダNSX-GT陣営が5台全てをQ2に送り込むなど印象的な結果を残したが、ホンダのスーパーGTプロジェクトを率いる佐伯昌浩ラージ・プロジェクトリーダー(LPL)は、ウエイトの軽さを考えてもホンダ陣営がある程度のリザルトを残すことは想定できていたものの、トヨタ陣営がここまで苦しんだことは予想外だったと語った。
「ウチ(ホンダ陣営)は軽い方なので、中団よりも上の方に来るとは思っていましたが、トヨタさんの中でも軽いクルマはいるので、そのクルマを中心にもっと上の方に来ると思っていました。ただ、意外に上がってこなかったということで、不思議な印象です。ブリヂストン勢の中で大きくタイヤが違うということもないと思いますから」
佐伯LPLはそう語った。一方でNSX-GTの車体開発を率いる徃西友宏氏は、トヨタ陣営の現状について次のように分析した。
「トヨタさんはブリヂストンユーザーの台数が多いですが(6台中5台)、台数が多いことで、仕上がりの良し悪しの差が出やすいのかなとも思います。各メーカーの一番良い仕上がりの良い車両同士がガチンコでやり合ったら、そこまで色(差)は出ないと思います」
そんなトヨタ陣営の中で圧倒的な仕上がりを見せていると、ホンダ陣営の首脳陣が舌を巻くのが、36号車au TOM'S GR Supra。36号車は第2戦で優勝、第3戦で2位、第4戦で4位に入ったことによりランキング2番手につけている。ただ、そのために既に88kgというサクセスウエイトを背負っており、燃料流量も3段階絞られているのだ。36号車は今回の予選で最下位の15番手に終わった。
陣営の中でマシンの仕上がりにバラつきがある中で、仕上がりの良い車両が足枷に苦しんでいるという現状が今回のような結果に繋がったのかもしれない……そう彼らは見立てているようだ。
ただ、トヨタ陣営は5台Q1落ちに終わった前戦富士でも4台が入賞圏内でフィニッシュしており、レースでは侮れない存在。上位を固めるNSXに、スープラがどこまで食い込んでいけるかも決勝レースの注目ポイントのひとつだ。
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みんなのコメント
3号車が化け物だな、ハンデいっぱいいっぱいで軽いスープラより速い