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岩佐歩夢が母校で講演。『夢に向かって歩み続ける』をテーマに自身の経験と想いを伝える

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岩佐歩夢が母校で講演。『夢に向かって歩み続ける』をテーマに自身の経験と想いを伝える

 全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が10月30日、自身の母校である大阪国際中学高等学校で講演を行なった。

 大阪府守口市出身の岩佐は2019年に鈴鹿サーキットレーシングスクール(現:ホンダレーシングスクール鈴鹿/HRS)のスカラシップを獲得し翌年から渡欧。2020年フランスF4でのタイトルを獲得を経て、2021年はFIA F3に参戦。

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 そして2022年、2023年はF1直下のFIA F2に参戦し通算5勝をマークしたほか、2年目の2023年シーズンにはランキング4位という成績を残した。

 2024年シーズンはスーパーフォーミュラにTEAM MUGENからフル参戦しつつ、F1日本GPのフリー走行1回目にビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム(RB)から参加したほか、F1でのシミュレーターサポートといった仕事に取り組んでいる。

 また、それらのレース活動と並行して岩佐は『モータースポーツの魅力や楽しさを体感して、ファンになっていただきたい。そして岩佐歩夢というドライバーの存在を、多くの方に知ってもらいたい』という思いから、自身がプロデュースするイベントを大阪府門真市の『ららぽーと門真』や三重県桑名市の『ジャズドリーム長島』などで開催してきた。

 そんな岩佐の母校(岩佐の在籍時代は大阪国際大和田中学校高等学校という名称)で『夢に向かって歩み続ける』をテーマとする講演会が、ホンダモビリティランド、日本レースプロモーション(JRP)、そしてTEAM MUGENの協力で実現した。

 大のモータースポーツ好きとして知られる落語家の桂三幸さんを司会に迎え、トークショー形式で中高生、そしてモータースポーツに詳しくない方々にも伝わりやすいかたちで行われた。

 フランスF4参戦のために渡欧した当初は英語もあまり話せなかった岩佐が、海外での言葉の壁をどう乗り越えたのか。FIA F3時代の苦労や英語に慣れるために取り組んだこと、その経験から伝えられる学校の英語の授業で学ぶことができる単語の大切さ、といったエピソードに始まり、夢を追いかける上で大切なこと、困難をどう乗り越えたかを、自身の経験とともに伝えられた。

 中学校生徒向け、高等学校生徒向けの2回の講演を終えた岩佐は「楽しかったですね。中学生の部、高校生の部と2回ありましたが、それぞれ話をしていても雰囲気や反応も違って僕も楽しめました」と語った。

「皆さんに講演を聞いていただき、さまざまな反応もいただき、僕自身も自分の伝えたいことを伝えられたと思っています。すごくいい時間になったと思います」

 なお、岩佐は11月9~10日に開始される全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦・第9戦『第23回JAF鈴鹿グランプリ』に同校の在校生を招待するという。

「僕自身、今シーズンもタイトル争いはしていますけども、優勝はできていません。ただ、勝てるポテンシャルは持っています。最終2戦はともにポール・トゥ・ウインを飾って、皆さんにもいいところをお見せできればと思っています。全力でプッシュしていきたいと思います!」と、岩佐は意気込んだ。

 いよいよ迎える、2024年シーズンの最終ラウンド。母校の生徒も見守るなか、岩佐は鈴鹿でどのような走りぶりを見せてくれるだろうか。

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