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フォルクスワーゲン 次期型EVに「R」モデル導入か 四輪駆動のクロスオーバー仕様

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フォルクスワーゲン 次期型EVに「R」モデル導入か 四輪駆動のクロスオーバー仕様

小型のEVクロスオーバー 高性能モデルも?

フォルクスワーゲンは、まもなくデビューが期待される新型EVハッチバック「ID.2(仮称)」において、四輪駆動のクロスオーバーモデルの導入を検討している。

【画像】次世代EVにコンパクトSUV、高性能モデルも登場か【最新のフォルクスワーゲンTクロスとポロを写真で見る】 全36枚

このモデルは、フォルクスワーゲンのこれまでの「オールトラック」に類似したアプローチのモデルとなるだろう。しかし、今のところ量産化に向けた最終的な決定には至っていない。

ID.2はゴルフに相当するEVハッチバックと考えられ、今春にはそのコンセプトモデルが公開される予定だ。車名としてはEVの命名法に基づいて「ID」と「数字」の組み合わせが予想されるが、「ゴルフ」の名が与えられる可能性もある。発売は2025年を見込む。

いずれにしても、ID.2のクロスオーバーモデルは、現在のポロとTクロスの関係性を反映したものになるだろう。採用予定のMEBエントリー・プラットフォームは、ハッチバックだけでなくコンパクトSUVにも対応できるように設計されているようだ。

同様のモデルとしては、フォルクスワーゲン・グループ傘下のクプラからアーバンレベルという高性能EVクロスオーバーが発表されている。

ID.2に四輪駆動システムが導入されることで、実質的にゴルフRの後継となる高性能モデルの可能性も出てくるが、もし実現すればアバルトの新型500eや次期アルピーヌR5の対抗馬となりそうだ。

フォルクスワーゲンの高性能モデルであるRシリーズは、2030年までにEVのみのラインナップを完成させる予定で、「複数の電動Rモデルを計画中」とされている。

フォルクスワーゲンはRの系譜をEVにも継承する方針で、トーマス・シェーファーCEOはAUTOCARに対し、新しい名称を作るよりも既存の名称を使う方が効果的である、と語っている。「強力なブランドがあれば、より少ないコストで、より高い認知度を得ることができます」

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