メルセデスチーム代表を務めるトト・ウルフは、ロシアGPでバルテリ・ボッタスに命じたチームオーダーの背景について、レース前のブリーフィングでは想定していなかった事態に見舞われたと説明した。
ポールポジションから中盤までレースを支配していたボッタスだが、上位勢は接近戦。しかし実質2番手を走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)の背後に、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が迫った。するとその脅威を懸念したのか、26周目にチームはボッタスに対しチームオーダーを発動、ハミルトンとポジションを入れ替えさせた。
ハミルトン「素晴らしいレースだったとは思わない」と複雑な心情明かす
日頃からドライバーに自由にレースをさせるのをポリシーに掲げているメルセデス。ウルフにとって、この難しい決断が満足とは程遠いものだったのは明らかだ。
彼は、チームの戦術について話し合った決勝日午前中のミーティングでは、想定していなかったシチュエーションに遭遇したことで、チームは何かを見直す必要があるかもしれないと語った。
「すべてをコントロールしたかった。午前中に我々はかなり多くのシナリオを議論した。だが我々は、レースでそれとは異なったものに直面した」
ウルフはレース後、『Sky F1』に語った。
「ソチの後でファクトリーに戻って分析する必要がある。今日のような1日から何を学ぶことができるか、考えなければならない」
ウルフは、チームオーダーを出さない方が良かっただろうと認めている一方で、チームはハミルトンが可能な限り多くのポイントを獲得するチャンスを捨てることもできなかったと話した。
「我々はみんなレーサーの心を持っており、見たいのは最も速い男が勝つところだ」
「そして、我々は合理的な人物の集まりだ。午前中にいろいろなことを議論したが、レースでは全てが異なっていた。それが今日起こったことだ」
「我々はワンツーでレースを終えたのだから、基本的には大喜びすべきだろう。しかし我々は、それがバルテリを裏切るようなものだと感じている。彼が勝つべきレースだった。そして我々がそれを変えてしまった」
ウルフは、ピットストップでハミルトンがベッテルに先行されたことでタイヤにブリスターを引き起こしたため、それが混乱の引き金となってしまったとレースを振り返った。
「ルイスのピットストップは1周遅すぎた。そして彼はセバスチャンに対してポジションを失った」
「それが今回の……”混乱”の引き金となった。セバスチャンの後ろになってしまったのだから」
「ルイスは攻撃をする必要があった。そしてそれが、ブリスターを引き起こした。そのブリスターがあったから、セバスチャンがルイスに迫ってきたとき、我々は彼を守ろうとしたのだ」
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