FIAは、F1の新しいマネジメント体制として、スティーブ・ニールセンをスポーティング・ディレクターに起用したことを発表した。
ニールセンは最近までFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)で働いており、80年代後半からロータス、ベネトン、ルノー、ティレル、ホンダ、アロウズ、ケータハム、トロロッソ、ウイリアムズなどで主にチームマネージャーやスポーティングディレクターとして活動してきた経験豊富な人物だ。
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FIAでは、レースコントロールやリモートオペレーションセンターの改善、競技規則(スポーティングレギュレーション)の今後のアップデートなど、スポーツ面に関するあらゆる事柄を担当することになる。
新しい役割について、ニールセンは次のように述べた。
「私はこれまでF1の多くのチームや組織で仕事をしてきたが、FIAで新たな章に取り組むことが待ち遠しい」
「私は、FIA会長(モハメド・ベン・スレイエム)とステファノ・ドメニカリ(F1のCEO)が私を信頼してくれたことに感謝する。そして、レギュレーター側であるがゆえに生じるユニークな課題を理解し、感謝している」
「F1は現在素晴らしい状態にあり、このスポーツの将来の健全性を確保することが我々の責任であり、我々が行なうことすべての中心にある」
ニールセンの起用は、FIAのベン・スレイエム会長がF1の運営改善を目指して導入した数多くの変化のうちの一つである。
2018年からFIAの技術チームを率いてきたニコラス・トンバジスは、新たにシングルシーターディレクターとして、より多くの役割を担うことになる。
彼の下にはニールセン他、テクニカルディレクターのティム・ゴス、ファイナンシャルディレクターのフェデリコ・ロディ、オペレーションディレクターのフランソワ・シカールが配属されることになる。
ベン・スレイエム会長は、この変更がFIAのF1運営を改善することにつながると考えている。
「我々は、F1のレギュレーションを監督するために適切な人材と適切な構造を作り上げるべく、多くの時間と労力を費やした。そしてF1担当チームに重要な変更を加えることにした」
「我々の組織内で人材を育成し、力を与えるとともに、外部から専門知識や経験を取り入れることで、FOMのパートナーやF1チームとともに前進するための最高のポジションにいると確信している」
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