先日行なわれたF1イギリスGPでは、タイトルを争うルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がオープニングラップで接触。クラッシュして50Gを超える衝撃を受けたフェルスタッペンは検査のため病院へと搬送されたが、生き残ったハミルトンはタイムペナルティを受けるも挽回し、トップでチェッカーを受けた。
久々の勝利を手にしたハミルトンとメルセデスは盛大にその勝利を祝い、ハミルトンはファンの前で派手にパフォーマンスをしてみせた。しかしレッドブルはフェルスタッペンが病院に搬送されているような状況にも関わらず、メルセデス陣営があまりにも幸せそうにしていることに憤りを隠せなかった。レッドブルの相談役であるヘルムート・マルコはこの振る舞いを「メルセデスのスタイルだ」と語り、フェルスタッペンもハミルトンの態度が「無礼」だったとSNSに投稿している。
■フェルスタッペン、ハミルトンのレース後の”大喜び”に不快感「無礼な振る舞いだし、スポーツマンとして相応しくない」
これに対してメルセデス側は、レッドブルとFIAからフェルスタッペンの無事を聞かされていたため、祝勝ムードを自粛する必要はないと考えたと語った。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフはmotorsport.comに対し次のように語った。
「ここでは我々が受け取ったあらゆるフィードバックが重要になってくる」
「レッドブルの上層部からは、マックスが無事だというフィードバックがあった。クリスチャン(ホーナー/レッドブルチーム代表)は(F1レースディレクターの)マイケル・マシに『彼(フェルスタッペン)は無事だ』と言っていたし、FIAからも同様のフィードバックがあった」
「もしマックスが負傷していたら、勝利を祝うべきではなかっただろう。それを理解することは重要だ」
またウルフはハミルトンについて、彼はフェルスタッペンが病院に搬送されたことをレース後のインタビューで言及されるまで知らなかったと認めた。メルセデスとしては、事故直後にフェルスタッペンが無事であることをハミルトンに伝えており、その後もレッドブルやFIAからフェルスタッペンが大事に至っていないことを伝えられていたことから、ハミルトンにそれ以上の最新情報を知らせる理由がないと判断したようだ。
「ルイスはマシンの中で、彼(フェルスタッペン)がマシンから降りたかどうかを尋ねてきた」とウルフは語った。
「そしてルイスは、フェルスタッペンが自力でマシンから降りられたということを伝えられた」
ハミルトンが表彰台に向かう前に、フェルスタッペンが病院で検査を受けていることを伝えたかどうか尋ねられたウルフはこう答えた。
「我々が知っていたのは、マックスが無事ということだけだった。だからルイスにそれ以上に詳しく説明する必要がなかったのだ」
そしてウルフは、メルセデスがここまでレッドブルの連勝を許していたことから、ハミルトンの感情がたかぶるのも理解できるとして、周りからの批判が行き過ぎたものであると考えている。
「ネガティブなレースウィークを5回挟んだ後の勝利であることを忘れてはならない」
「しかも(母国の)イギリスGPでルイスが勝ったのだから、感情がたかぶるのも当然だ」
「非常に個人的で、時には中傷的であったりするコメントについては、勝手に言っていればいいと思う。そういうコメントがあったことも確認しているが、私の立場からはそれについて言うことは何もない」
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