F1カナダGPの予選で、ハースのニコ・ヒュルケンベルグがフロントロウ2番手を獲得。大きなミスをしなかったのが、この好結果の原因だとヒュルケンベルグは語る。
カナダGPの予選は実に難しいコンディションとなった。Q1はウエットコンディションで始まるが、Q2になると走行ラインは乾いてドライタイヤの出番に。しかしこのQ2の終盤に再び雨が降り始め、Q3はまたもウエットコンディションに……ヒュルケンベルグはこの難しいセッションをうまく掻い潜り、2番グリッドを手にした。特にQ3では、自身が2番手タイムを出した直後に他車のクラッシュで赤旗中断。その間に雨脚が強まり、他車のタイム向上の機会を封じるという、幸運も味方につけた。
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「楽しかった。ワイルドな予選で、クレイジーだった」
ヒュルケンベルグは予選後のインタビューでそう語った。
「コンディションが変わるのは難しかった。しかもここはコースのすぐ横に壁があるし、速度も速い。コースは最初は濡れていて、乾いて、再び濡れた状況に戻った。常に調整する必要があったんだ。(2番手は)予想外のことだったけど、明らかにとても満足しているし、誇りに思っている。チームはしっかりとした仕事をしてくれて、とてもスムーズだった」
難しいコンディションに対応するため、無線交信を頻繁に行なったと、ヒュルケンベルグは明かす。
「大量の無線交信が行き交っていた。そしてもちろん、他の人たちがやっていることを見て、自分でも考える。それも今日はかなりうまくいったと思う。大きなミスもなかった」
「それが、僕らがここに立てている理由だと思う」
決勝レースは、現時点ではドライコンディションで行なわれることになると見られている。状況は大きく変わるが、そんな中でも全力で戦うとヒュルケンベルグは誓う。
「どうなるだろうね。確かにフロントロウからスタートできるのは良い。そのポジションをどれだけ長く守ることができるか……明日のコンディションがどうなるかも見てみようじゃないか」
そうヒュルケンベルグは言う。
「ドライでのレースになれば、これまでとは大きく変わると思う。まったく違うお茶を飲むようなモノだ。そして全力でレースをするだけだ」
「良い結果が得られることを願っている」
なおヒュルケンベルグは、これでF1で3度目のフロントロウからのスタートということになる。1回目はデビュー1年目(2010年)のブラジルGPのポールポジション、2回目は2016年オーストリアGPの2番手である。いずれもポジションを大きく落としてフィニッシュすることになったが、今回はどんなレースを繰り広げるのか? なおヒュルケンベルグは、これまで表彰台を獲得したことはなく、決勝の最高順位は4位である。
またヒュルケンベルグには、予選で赤旗が掲出された後、ピットに戻る際に遅く走りすぎたとの疑いがあり、スチュワードに呼び出されている。
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