2月18日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの公式テストが行なわれた。シーズン開幕前に行なわれる唯一のテスト、その初日は牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムだった。
2025年シーズンの開幕に向け、参戦ドライバーも出揃い、チームのカラーリングやエンジニアなどの体制も続々明らかになっているスーパーフォーミュラ。12月の公式/ルーキーテスト以来約2ヵ月ぶりの走行となったが、寒波襲来により鈴鹿は大いに冷え込んだ。深夜から明け方にかけて降った雪は10時の走行開始までにはほとんど溶けていたとはいえ、引き続き粉雪と冷たい風が吹く中でのセッションとなった。
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午前セッションの序盤は各車ウエットタイヤを履いて走行。開始1時間が過ぎた頃にはドライ用のスリックタイヤに交換して周回を重ねていった。ウエットコンディション下は前年王者でカーナンバー1をつける坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が積極的に周回して一番時計となっていたが、昨年のチームチャンピオンであるDOCOMO TEAM DANDELION RACINGは一切コースインしないなど、戦略はそれぞれ分かれた。
ドライコンディションになってからは上位陣のタイムが1分38秒台まで上がったが、それでも寒い時期の鈴鹿では基本的に1分36秒台前半までタイムが伸びることを考えると、やはり万全なコンディションではないと言えた。
とはいえセッション終盤はタイムを上げるべくアタックに向かっていた車両もいたが、残り5分で坪井がNIPPOコーナーでコースオフ、ストップしたことにより赤旗中断。2時間半のセッションは不完全燃焼な形で終わった。
トップタイムは今季から日本のレースに復帰するサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)で1分38秒040。今年からチャンピオンエンジニアの一瀬俊浩氏を迎えたThreeBond Racingの三宅淳詞が僅差の2番手であった。
午後のセッションは、14時からこちらも2時間半実施。当初は午前、午後共に2時間ずつ走る予定だったが、積雪の懸念がある2日目午前のセッションを1時間短縮する代わりに、初日のセッション時間が増やされている。
何度かストップ車両による赤旗は出たものの、クラッシュなどはなくセッションが進行していたが、残り30分というところで“クラッシュ第1号”が。ルーキーのイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が1コーナーでコースアウトし、タイヤバリアにヒットしてしまった。その後はこちらもルーキー、ザック・オサリバン(KONDO RACING)がヘアピン立ち上がりでクラッシュした。
各車のアタックが本格化した終盤に速さを見せたのは牧野。1分36秒116を記録してこの日の最速となった。2番手には僅差で福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が続き、三宅はここでも3番手と好走を見せた。
テスト2日目は午前中まで雪が降る可能性があり、開始時刻が11時に後ろ倒しとなったセッションが定刻通り実施されるかも心配される。初日は日が出ていたこともあり、タイヤサプライヤーの横浜ゴムによると路面温度は午後には20℃台まで上がっていたようだが、2日目は曇り予報のためかなり低い路面温度での走行を強いられるかもしれない。とはいえ、今回のテストではタイヤウォーマーの使用が許可されており、走行自体には支障がなさそうだ。
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