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スーパーフォーミュラでも万一に備え、入国規制で参戦できないドライバーの代役準備を開始、パドックでは様々な名前が候補に挙がる

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スーパーフォーミュラでも万一に備え、入国規制で参戦できないドライバーの代役準備を開始、パドックでは様々な名前が候補に挙がる

 8月30日に開幕を迎える全日本スーパーフォーミュラ選手権だが、新型コロナウイルスの水際対策として外国人の入国規制や入国後の14日間隔離等が行なわれている関係で、現在も最大7人のドライバーが予定通り参戦できない可能性が残っている。

 これについて、該当するチームも現在海外にいるドライバーが入国できるようにと尽力しているが、万が一参戦が叶わなかった時のために代役ドライバーの準備も水面下で進められており、スーパーGTのパドックでも様々な噂が飛び交っていた。

■スーパーフォーミュラも海外ドライバーらの“入国制限”が課題に……JRPが現状を報告

 まずは色々なところから話が聞こえてきていたのは昨年のルーキーテストに参加した宮田莉朋と、スーパーGT第2戦ではGT500デビューを果たしSF参戦経験もある阪口晴南。今注目のふたりの若手ドライバーがどこかのチームから参戦するのではないかと見られている。

 しかし、同じ週末には全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の開幕ラウンドも予定されており、両者ともこちらのレースに参戦予定だ。ダブルエントリーを強行するという話も聞こえてきたが、両カテゴリーともダウンフォースが高く体への負担も大きい。さらに8月末はまだ暑さが厳しいことも考えると少々現実的ではない。

 それらも含めて、どういう形での参戦となるのかに注目だ。もし彼らが参戦するとなれば宮田は中嶋一貴の代役としてTOM’Sから、阪口はSFライツで所属することになるB-Max Racingから参戦することになりそうだ。

 TEAM MUGENはユーリ・ヴィップスが来日できるように全力を上げている。彼のパーソナルマネージャーを務めるマルコ・アスマーによるとエストニア政府から規制免除を求める書類を持って日本への入国をトライするとのことだったが、その後どうなったかという情報は入ってきていない。

 万が一、彼が入国できなかったとなると、代役としては今季同チームでスーパーGT(GT500)を戦う笹原右京が有力視されているが、基本的にスーパーフォーミュラの15号車はレッドブルジュニアチーム主導のプログラムということで、ドライバー起用に関してはレッドブル本社の意向が優先となるため、簡単に代役を決められるような状態ではない模様。あくまでもヴィップスが開幕戦に参戦することを第一にして調整を続けているようだ。

 昨年のスーパーフォーミュラに参戦した中山雄一や塚越広大の名前も候補として挙がっているが、実際にどのチームで代役を務めることになるのか詳細は分かっていない。また2018年に中嶋一貴の代役としてスポット参戦したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラも代役参戦のチャンスを掴もうと動きを見せているようだ。

 これ以外にも、ルーキーテストに参加した大津弘樹の起用を望む声も上がっているが、実際にパドックでの噂を総合すると、その可能性は高くない模様。本人も「動いてはいる」と話していたが、大きな手応えがあるという様子ではなかった。

 そして元F1ドライバーのミカ・サロの息子であるマックス・サロが代役参戦のチャンスを掴もうとしている噂もある。今季はポルシェ スプリント チャレンジ ジャパンやスーパー耐久など日本でのレース活動を予定しているマックス・サロ。ただ、噂の域を脱していない状態で現段階では有力な情報が何も入ってきていないが、B-Maxは当初予定していたレギュラードライバーふたりが来日出来なかった場合、代役参戦としてサプライズ的な発表があるかもしれないという話が関係者からも聞こえてきている。それだけに今後の動向から目が離せない。

 しかし、どのチームも一致している見解として、あくまでレギュラードライバーが来日できて開幕戦のスターティンググリッドに並ぶことが最優先事項ということで、代役の準備は万一の時のためということ。その辺が最終的にどうなるのか、来週あたりになればさらなる情報が上がってきそうだ。

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