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【買っておきたい21世紀名車】日本が世界に誇る軽量FRオープン、マツダ・ロードスター(ND型)の肖像

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【買っておきたい21世紀名車】日本が世界に誇る軽量FRオープン、マツダ・ロードスター(ND型)の肖像

ロードスターはクルマの根源的な魅力を発散

 先日、こんなことがあった。韓国から自動車メディアの編集者が某ブランドの招聘で来日していた。彼とは以前からの知り合いで年齢が私より歳下ということもあり、海外のイベントや試乗会では 「弟分」 (ほとんど息子ほど歳は離れているけれど)として可愛がっていた。

【魅力あるクルマたち】世界のクルマ好きを魅了するマツダ・ロードスターの心踊るオープンフィール

 日本での某ブランドのイベント翌日、とくに予定がないというのでドライブに誘った。実はその日、最新型ロードスターの試乗会が伊豆で予定されていたので、一緒に行こうと提案したのだった。

 試乗会では彼をロードスターの助手席に乗せて伊豆を駆け巡った。あまりに喜んでくれたので、こちらもすごくうれしい気分になった。実は彼がそこまで喜ぶには深いワケがあった。なんと、韓国へはロードスター(に限らずマツダ車すべて)が輸出されていない! 聞けば韓国へ正規で入ってくる日本車のほうがマレらしい。レクサス、トヨタ、ホンダくらい。なんと日産車の姿も見ないという。だから彼はGT-RやZを街中で見つけてははしゃいでいたのだ。彼はひとしきりロードスターの助手席を体験したのち、嘆息まじりにこういった。

「西川さんは幸せですねぇ。ボクは日本人がとてもうらやましい」

 韓国のクルマ好きの間でもマツダ・ロードスターの名声は轟いている。彼の友人には並行輸入でロードスターを楽しむ猛者がいるらしい。苦労して「日本の名車」を楽しんでいるのだ。

 そう、私たち日本人、否、日本に住むクルマ好きは日本にロードスターが存在している幸せ者なのである。ロードスターは、ドイツ人にとってのポルシェ911、アメリカ人にとってのシボレー・コルベット、イタリア人にとってのフェラーリと同じ「国の宝物」であるといいたい。

ことに第4世代となったNDは、進化とともに重くなることが必定の現代にあって、堂々と初代NAの軽量コンセプトへと立ち戻った。残念ながらマイチェンで少し重くなったけれども、以前販売していた車重1トン切りのの特別仕様車990Sはその象徴だろう。

 ND型はすでに登場から10年近くが経つ。だがいまもなお進化を続ける真のライトウェイトスポーツカーである。風を感じながら手足を駆使して操るという根源的なドライビングファンを実現している。この素晴らしさを一度も味わうことなくクルマ好きを続けるなどあり得ない。私もまた最後の新車+マニュアルミッション車としてロードスターを最有力候補に据えている。

マツダ・ロードスター主要諸元

モデル=2023年式990S(MT)
新車時価格=6MT 295万9000円
全長×全幅×全高=3915×1735×1235mm
ホイールベース=2310mm
トレッド=フロント:1495/リア:1505mm
車重=990kg
エンジン(プレミアム仕様)=1496cc直4DOHC16V
最高出力=97kW(132)ps/7000rpm
最大トルク=152Nm(15.5kgm)/4500rpm
WLTCモード燃費=16.8km/リッター(燃料タンク容量40リッター)
(WLTC市街地/郊外/高速道路:12.0/17.7/19.5)
サスペンション=フロント:ダブルウィッシュボーン/リア:マルチリンク
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=195/50R16+アルミ
駆動方式=FR
乗車定員=2名

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みんなのコメント

24件
  • jiyuujin
    以前10年ほど所有していた初代ロードスターの爽快感が忘れられず、高齢者になった今、乗れる内に乗りたい車に乗っておこうと思いNDロードスターを購入しました。ロードスターの良さは魅惑的なスタイルに加え、乗り込んだだけで感じるタイトで低い着座位置の非日常性、そして、オープンにするといつも通ってる道でも新鮮に感じる乗り味。ゆっくり走らせてもこんなに楽しく心が解放される車は無いような気がします。百聞は一乗にしかずです。多くの方に是非ご試乗頂き、ロードスター唯一無二の世界観を味わって頂けましたら幸いです。
  • wxt********
    エンスージアストの元の意味に(取り憑かれた人)というのがあります。
     真冬でもオープンで走る、オープンの世界の狂気する楽しさを表現したのがその語源になっていると思われます。
     スポーツカーというとハイパワー高出力と思われがちですが、オープンスポーツカーの世界はその素晴らしさを体験、心酔した人には特別なものなのです。
    かの、徳大寺先生も、オープンカーにハマる人の心境を「こんな世界があったのか」という表現で書かれています。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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