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北米トヨタ タンドラiフォース・マックス HVのピックアップ

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北米トヨタ タンドラiフォース・マックス HVのピックアップ

パフォーマンス重視のハイブリッド

北米トヨタは2022年型タンドラiフォース・マックスを発表した。

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これまでピックアップトラックの電動化はあまり一般的とは考えられていなかったが、その常識を覆すモデルになるという。

20年あまり前、トヨタは世界で初めての量産型ハイブリッド車であるプリウスを発売した。それを元にしたトヨタ・ハイブリッド・システム(THS)はすでに5代目となった。

当初のハイブリッド車はガソリンの節約とCO2排出量削減のための手軽な手段であり、パワーとスピードを追い求めるものではないというのが共通の考え方だったという。

しかし現代の北米のドライバーの目にとっては、燃費が良いことと性能が優れていることは必ずしも同義とは言えないだろう。

そこでこのiフォース・マックスに課せられたミッションはHV車を望むドライバーの期待を超える性能を発揮することと決定されたとトヨタは説明する。

従来のV8以上のパフォーマンス

トヨタのエンジニアが考えた解決策はこれだ。電動モーターとV6ターボエンジンを並列し、デュアルモーターの性能を相乗的に発揮させるというものだ。

従来のHV車のようにモーターと内燃エンジンを交互に使うのではなく、それらを同時に使うことで現行モデルのV8を上回る出力を発生する。

「モーターやインバーターなど使われている技術はTHSと似ていますが、アーキテクチャとオペレーションは全く違います」と開発担当のサケットはいう。

「新しいiフォース・マックス・ワンモーターシステムを通じ、モーターとエンジンのパワーは個別の経路でホイールに伝達されます」と彼は説明する。

電気モーターはドライバーの要求に応じてトルクを付加したり、スロットル入力が小さい場合にはエンジンを停止して全負荷を引き受けることも可能だ。

システム総合出力は437ps/80.6kg-m

この結果、システム全体で437psと80.6kg-mを発生する強力なトラックが誕生した。

エンジニアが「自身に満ちた走り」と呼ぶように、最大積載量は755kg、最大牽引力は5194kgを誇るパフォーマンスだ。

このパワートレインは、従来のV8と比較しても非常に低回転でピークトルクを発生することが強みだとサケットはいう。

また搭載される10速ATはドライバーにギアシフトの感覚を伝え、牽引時や丘陵地での走行に役立つとのことだ。

トヨタはこの新しいピックアップを通じ、電動化による環境負荷低減と妥協のない性能の両立により、ワクワクする未来へのさらなる前進を目指すとしている。

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みんなのコメント

5件
  • アメリカに長期で出張してたけど、大型のピックアップを持つのがステータスの一つだって言ってたわ、週末にテキサスでドライブしてたら道路脇でタンドラにハンティングで仕留めた大型の鹿を荷台に乗せようとしてるの見たのおもいだした。
    10年も前の事だけど。
  •  以前は、高パワーを受け止め切れないからという理由でスポーツカーなどではMTだけという時代もあった。ATの高性能化やDCTでそれらは克服された。
     モーターなどの進歩で、ピックアップトラックもハイブリッド全盛になるかな?まぁ、アメリカの田舎だといまだにEVを認めない人も多そうだし…。それにしても牽引力が5トンって。普通乗用車3台引っ張れる計算になる。さすがアメリカ、日本でそんな機会は(家庭利用では)まずないからね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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