フォーミュラEの横浜開催を実現するべく立ち上がったチーム「TEAM YOKOHAMA CHALLENGE 」とともにジャガー I-PACE eトロフィーに挑む青木拓磨。これまでにあまり経験のない市街地コースを舞台にしたレースとなるが、特に不安なことはないと彼は語った。
このジャガー I-PACE eトロフィーは、フォーミュラEのサポートレースとして開催されるワンメイクレース。開催コースはフォーミュラEと全く同じで、事前の練習走行時間も非常に限られている。
■青木拓磨がJAGUAR I-PACE eTROPHYに参戦! “横浜チーム”がフォーミュラE誘致に向け始動
2輪での事故で下半身不随になって以降は4輪レースに転身し、現在はラリーやLMP車両も乗りこなすほど様々なカテゴリーに挑戦してきた青木だが、EV車両で市街地コースを舞台にしたレースというのは初めての挑戦となる。
さらに前述の通り、このレースは事前に走り込める時間が少ないなど初参戦のドライバーにとってはハードルが決して低くないレースなのだが、青木は不安な表情を全く見せなかった。
「市街地レースに関しては実は1回だけ出たことがあります。タイのバンセンであるレースでしたが、そこで耐久レースの経験はあります」
「ただ、このレース(i-PACE eTrophy)は非常に激しいです。プロもアマも入り乱れていますし、何よりクルマの性能差がほとんどありません。なので、本当に予選が非常に肝になるんじゃないかなと思っています」
そう語った青木。ジャガー I-PACE eトロフィーは車両がワンメイクなのに加えて、メカニックも各チームで用意するのではなくジャガーの担当メカニックがマシンのメンテナンスを行なう。そのためマシンの性能差が均等になり、よりドライバーの腕が重要となるのだ。
青木は自身にとって初戦となる第4戦メキシコePrixからの参戦に備え、既にイギリスでテスト走行に臨んだという。そこでの感触は現在も彼が挑戦を続けている“ラリー”の車両に似た要素があるとのこと。それが、彼にとってポジティブな要素につながっているようだ。
「ラリーもロードコースではありますし、このクルマはラリー車と同じくらいの重量で同じ4輪駆動です。(テストで乗った時も)そんなに違和感がなかったというのが正直な感想です。四駆なので安定していますし、思ったよりグリップするなという印象でした。なので(コースサイドの)壁がすぐ(近くに)あるようなところでも、十分に走れるなという自信はあるかなと思います」
また青木の車両には下半身に障がいを持つ人が運転できるような補助装置が取り付けられており、左手でアクセルとブレーキの操作を行なう。一見すると他のドライバーと比べて不利になりそうだが、青木はEV車両でギアチェンジの操作がない分、有利になる要素もあると語った。
「通常のクルマはトランスミッションがあってギアチェンジが必要ですが、このクルマはその必要がありません。余計な操作がなくて、ステアリングと(左手の)アクセル・ブレーキの操作だけに集中できるので、非常に有利だなと思っています」
「実際にみなさんと走っているわけではないので、どこまで皆さんが速いかというのは分かりません。ただ僕の場合は車椅子で補助装置をつけていますが……ほぼほぼ(ドライビングに対しての)ストレスがないんじゃないかなと感じています。とにかく頑張りたいと思います」
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