9月1日、2024年MotoGP第12戦アラゴンGPの決勝レースがモーターランド・アラゴンで行われ、MotoGPクラスはマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が優勝を飾った。マルク・マルケスにとって、ドゥカティに移籍後初、2021年のエミリア・ロマーニャGP以来となる優勝だった。
決勝レース気温26度、路面温度45度のドライコンディションで行われた。スプリントレースに続き、決勝レースでもホールショットを奪ったマルク・マルケスに、2番手のペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)、3番手のホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)、4番手のアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が続く。
M.マルケスがレコードブレイクで初日プラクティストップ。ホンダのザルコは今季初のQ2進出を果たす/第12戦アラゴンGP
マルク・マルケスはトップを快走し、3周目に入るころには2秒近いギャップを築いた。一方の2番手争いは接戦となり、3周目にマルティンがアコスタをかわして2番手に浮上する。2番手のマルティンもまた、アコスタを引き離していった。
3番手のアコスタは、アレックス・マルケス、フランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)などを率いる集団の先頭での走行となる。バニャイアはこの日も前日のスプリントレースのようにスタートで送れ、6番手に後退していた。
トップのマルケス、2番手のマルティン、アコスタをかわして3番手に浮上したアレックス・マルケスは、それぞれの間に3秒以上のギャップがある状況で、トップ3は単独走行となる。
バニャイアはビンダー、アコスタをかわして4番手に浮上した。前を走る3番手のアレックス・マルケスとは2秒の差がある状況だったが、バニャイアはラップごとにギャップを縮めていき、残り5周の12コーナーでアレックス・マルケスにオーバーテイクを仕掛ける。しかしここでふたりが交錯し、アレックス・マルケス、バニャイアがともに転倒、リタイアとなった。このアクシデントはレース後に確認されるということだ。バニャイアはメディカルセンターに向かったという。この結果、アコスタが3番手に浮上した。
マルク・マルケスはポール・トゥ・ウインで、2021年エミリア・ロマーニャGP以来、1043日ぶりとなる優勝を飾った。もちろん、ドゥカティに移籍後初の決勝レース優勝でもある。
2位はマルティン、3位はアコスタが獲得した。この結果、ドゥカティによる表彰台独占記録は8戦で途切れることになった。アコスタは、第3戦アメリカズGP以来の表彰台獲得である。
4位はビンダー、5位にはエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)が入った。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は、決勝レースの今季ベストリザルトである12位でゴールを果たした。
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