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フェラーリのレーシングマシンを使用した新たな楽しみ方「クラブ コンペティツィオーニ GT」とは

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フェラーリのレーシングマシンを使用した新たな楽しみ方「クラブ コンペティツィオーニ GT」とは

Ferrari Club Competizioni GT

フェラーリ クラブ コンペティツィオーニ GT

フェラーリのレーシングマシンを使用した新たな楽しみ方「クラブ コンペティツィオーニ GT」とは

第一線を退いたマシンを使用

フェラーリが2019年からスタートさせたカスタマープログラム、それが「クラブ・コンペティツィオーニ GT(Club Competizioni GT)」だ。

このプログラムはサーキットの第一線からは退いたものの、コンペティションGTとしてまだまだ魅力的なパフォーマンスを持つマシンの走りを、カスタマー自身がサーキットで楽しむためのもの。実際に参加が可能なマシンは、F40 GTEやF40コンペティツィオーネ(LM)といったスペチアーレ・ベースの貴重なコレクターズアイテムはもちろん、348GTコンペティツィオーネなども含まれるほか、F430 GT3や458 GT3、そして現在GTカーレースで活躍する488GTEといったGTカーなど、その年代は30年近くにも及ぶ幅広いものが対象となる。ただし、参加車は完全なオリジナルが条件。オフィシャルによる車検は相当に厳しいようだ。

2019年のクラブ・コンペティツィオーニ GTは、イタリアのムジェロ、アメリカのインディアナ・ポリス、日本の富士スピードウェイ、イタリアのヴァレルンガで開催された後、同じくイタリアのムジェロで10月24~27日までの予定で行われる、フィナーリ・モンディアーリの5回が計画されている。

楽しむだけではなく、テクニックの上達も狙い

ここで“5戦”という言葉を用いなかったのは、クラブ・コンペティツィオーニ GTはレースイベントではないからで、実際にこのプログラムを取材した2日間にわたる富士スピードウェイのそれは、プラクティスのセッションを楽しみながら繰り返すというものだった。もちろん多くの参加者は、そのプラクティスをできるだけ有効に使おうと、コース・オープンと同時にスタートしていくが、ここで注目すべきは、マシンにインストラクターなどの同乗が認められていることだ。カスタマーは自身でインストラクターを用意すれば、まさにマン・ツー・マンでの指導を受けることができる。しかも今回はイタリアからもドライバーが来日し、同乗してもらい意見を求めることもできれば、逆にプロのドライブを体験するともできた。それが貴重な経験、そしてスキルアップのための大きなステップになることは確かだろう。

来年も開催されるクラブ コンペティツィオーニ GT

レーシング・フェラーリの、まさにエントランスともいえるクラブ・コンペティツィオーニ GT。すでに来年のカレンダーも決定しており、その中には日本での開催も計画されているという。レーシング・フェラーリに憧れ、それを購入してはみたものの、なかなか走行のチャンスに恵まれなかったカスタマーは、ぜひ来年のクラブ・コンペティツィオーニ GTに期待してほしい。今年は開催の初年度ということもあり、10台が参加したにとどまったが、来年はさらにその数字は大きなものになりそうだ。レーシング・フェラーリという同じ趣味を持つカスタマー同士の交流を深める意味でも、ここは素晴らしい場所といえる。

REPORT/山崎元裕(Motohiro YAMAZAKI)

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