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フェルスタッペン、セットアップに不満を抱え、5位にとどまる「最後までコンストラクターズタイトルを諦めない」

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フェルスタッペン、セットアップに不満を抱え、5位にとどまる「最後までコンストラクターズタイトルを諦めない」

 2024年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは6番グリッドから5位を獲得した。

 1周目にジョージ・ラッセル(メルセデス)をかわして5番手に上がり、セカンドスティントもラッセルの前を走行。前を行くカルロス・サインツ(フェラーリ)に追いつき、サインツが前に出てからは、タイヤ交換を行っていないアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)とランド・ノリス(マクラーレン)の後ろを走り続けた。フェルスタッペンはオーバーテイクすることができないまま、抑えられて、34周目には追いついてきたラッセルに抜かれ、7番手に落ちた。

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 ノリスがピット交換を終えた後、フェルスタッペンの後ろでコースに復帰。当初約15秒ギャップがあったが、ノリスはフレッシュタイヤで急速に差を縮め、49周目にフェルスタッペンは抜かれてしまった。

 後ろに大きなギャップがあったため、フェルスタッペンはすぐさまピットに入り、ソフトタイヤを履いてファステストラップを狙おうとしたが、セルジオ・ペレス(レッドブル)とサインツのクラッシュにより、イエローフラッグ掲示からバーチャルセーフティカー導入へ。そのためフェルスタッペンはファステストは狙えなかったものの、2台のリタイアにより5番手に順位を上げてフィニッシュした。

 フェルスタッペンは、レース中、タイヤ、ブレーキ、バランスに不満を抱えていたとチームは述べている。

 ドライバーズ選手権においてフェルスタッペンは首位を維持しているが、コンストラクターズにおいては、ペレスのリタイアもあり、レッドブルはマクラーレンに抜かれ、20ポイント差のランキング2位となった。

 なお、フェルスタッペンは、チェッカー後のバーチャルセーフティカー下で他車をオーバーテイクしたことで審議対象になったが、スチュワードは、“警告”のみで済ませる決定を下したため、リザルトに影響はなかった。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=5位(51周/51周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

 最後に悪いシナリオになってしまったが、一番大事なのは、チェコ(ペレス)が無事だったことだ。

 今日は、ランドとアレックスに抑えられ、バランスの問題を抱え、マシンは跳ねまくって、路面へのグリップが失われた。予選前にマシンに対して行った変更に問題が残っていて、今日はその代償を支払う形になったと思う。

 ほとんどの場合、予選前に変更を加えると、それが良い効果を生み出すが、時にはそうでない場合もある。そういうリスクがあるのは仕方がないんだ。

 修正方法はあるけれど、変更するには遅すぎた。最初に行った変更はポジティブなもので、順調に進んでいたが、予選で変更を加えたことで、限界を超えてしまった。

 選手権については、僕たちはチーム全員で協力し合って取り組んでいる。戦いが終わったわけではない。勝つ場合も負ける場合も、チームと一緒だ。絶対諦めない。それだけの話だ。

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