現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > レッドブルが開幕戦圧勝。衰え知らずアロンソはフェラーリ&メルセデス打倒し3位……角田裕毅は11位|F1バーレーンGP

ここから本文です

レッドブルが開幕戦圧勝。衰え知らずアロンソはフェラーリ&メルセデス打倒し3位……角田裕毅は11位|F1バーレーンGP

掲載 1
レッドブルが開幕戦圧勝。衰え知らずアロンソはフェラーリ&メルセデス打倒し3位……角田裕毅は11位|F1バーレーンGP

 4ヵ月のオフシーズンを経て、今年のF1が幕を開けた。2023年シーズンの始まりを告げるバーレーンGPでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが決勝レースを制した。

 舞台となったのはバーレーン・インターナショナル・サーキット。現地は日没を迎え、気温は28度、路面温度は32度と涼しいコンディションへと変わっていった。

■マクラーレンは死んでない! ステラ代表、開発競争でライバルたちを追い越せると自信「MCL60は生きている」

 土曜日に行なわれた予選では、フェルスタッペンがポールポジションを獲得。チームメイトのセルジオ・ペレスが2番手につけてレッドブルによるフロントロウ独占となった。

 グリッド2列目にはフェラーリ勢の2台。その後ろにはプレシーズンテストから”ダークホース”として話題となってきたアストンマーチンのフェルナンド・アロンソが、メルセデス勢を上回り5番手に並んだ。

 4強時代の幕開けとなったバーレーンGP。57周で争われる決勝レースの火蓋が切られると、ポールからフェルスタッペンが好スタート。フロントロウのペレスは出だしで遅れ、3番手スタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)が予選でアタックを切り上げてまで取っておいた新品ソフトタイヤを履いて2番手を奪取した。

 アロンソは1周目でメルセデスの2台に交わされ7番手に後退。チームメイトのランス・ストロールにターン4のブレーキングで追突され、姿勢を乱したこともその要因のひとつのようだ。

 フェルスタッペンは序盤から好ペースを見せ、首位独走体制を早くも形成。上位勢で唯一新品のソフトタイヤを履くルクレールは序盤ペレスに後方から迫られたものの、DRS圏外に押し出し2番手を守った。

 その後ろではカルロス・サインツJr.(フェラーリ)を挟んで、5番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)を先頭にメルセデスの2台とアストンマーチン勢が一集団で走った。6番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)はアロンソの攻撃を交わし続けたが、13周目についに陥落。オーバーテイクを許してしまった。

 このタイミングで各車が最初のピットインを行なうタイミングに。早めに動いたハミルトンに続いて上位勢も続々とピットイン。多くがソフトタイヤから新品のハードタイヤへ切り替える中で、レッドブルはふたりのドライバーに対して2スティント目もソフトタイヤを投入した。

 上位陣が1回目のピットストップを終え、20周目の時点でのオーダーは、フェルスタッペンが首位、2番手ルクレール以下はペレス、サインツJr.、ハミルトン、アロンソ、ストロール、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)。14番手スタートの角田裕毅(アルファタウリ)は入賞圏内まであとひとつという11番手を走った。

 ソフトタイヤで飛ばすペレスはファステストラップを更新し続け、25周目というところで2番手のルクレールに急接近。翌周のターン1でルクレールのインを刺して2番手を奪うと、そのままルクレールを突き放していった。

 30周目を目安に後続のドライバーが2回目のピットインを開始。上位勢もここで新品のハードタイヤに切り替え、ストロールはラッセルに対するアンダーカットを成功させて、7番手へ浮上した。

 チームメイトのアロンソも34周目の終わりに新しいハードタイヤに切り替え、5番手ハミルトンの後方でコース復帰。36周目にはファステストラップを記録してハミルトンの背後に迫ると、翌周のターン4でインを差したが、挙動を乱したアロンソにハミルトンが差し替えし5番手を死守……しかしアロンソの攻撃ターンは続き、38周目のターン10でインに飛び込み、王者同士のバトルを制した。

 アロンソが前を行くサインツJr.とのギャップを切り崩そうかという41周目、ルクレールをマシントラブルが襲う。ルクレールが力なくストップしたことによりバーチャル・セーフティカー(VSC)が提示された。

 ただルクレールが退避路近くでマシンを止めていたことで、42周目にはVSCが解除。3位表彰台が見えてきたアロンソはレース再開後もペースを緩めることなく、44周目には3番手サインツJr.に対してアロンソがDRS圏内につけた。

 アロンソからプレッシャーを受け続けたサインツJr.は45周目のターン10で痛恨のロックアップ。アロンソは失速したサインツJr.をストレートで抜き去り、表彰台圏内に浮上した。

 ワンツー体制のレッドブルと3番手アロンソは25秒近い差が開いているものの、アロンソはレッドブル勢から1周1秒速い1分36秒というペースで後続を振り切り、そのままチェッカーまでマシンを運んだ。

 優勝は言うことなしの完璧なレース運びを見せたフェルスタッペン。ドライバーズタイトル2連覇中の現F1王者が貫禄を見せつけ、勝ち星を36に上げた。

 2位にはペレスが入り、レッドブルが開幕戦でワンツーフィニッシュを達成。ダブルリタイアとなった昨シーズンの忘れ物を取り返した。

 3位にはアロンソ。F1復帰1年目となった2021年シーズンカタールGP以来の表彰台を獲得した。表彰台獲得回数を99に伸ばした。記録が3桁の大台へ乗るのも、遠くない未来なのかもしれない。

 4位にはサインツJr.。アロンソに交わされた後ハミルトンに迫られたものの、これをしのぎきった。右手を負傷しながらの参戦となったストロールは6位。ラッセルの攻撃を交わしてみせた。

 8位にはボッタス、9位には最後尾から追い上げたピエール・ガスリー(アルピーヌ)。アルボンは角田とのバトルを制し10位で1ポイントを掴み取った。角田はアルボンのDRS圏内に何度も迫ったものの、惜しくもノーポイントとなった。

 次戦はサウジアラビアGP。超高速のジェッダ市街地サーキットでどのようなレースが展開されるのか、期待感は高まるばかりだ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
くるまのニュース
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
レスポンス
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
レスポンス
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
AUTOSPORT web
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
くるまのニュース
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
ベストカーWeb
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
motorsport.com 日本版
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
motorsport.com 日本版
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
Merkmal
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
motorsport.com 日本版
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
WEB CARTOP
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
くるまのニュース
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
Auto Messe Web
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
AutoBild Japan

みんなのコメント

1件
  • あと1台・・・ リタイヤしてくれんかな? と願ってましたが・・・

    角田のマシンをもっと速くしてくれ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村