F1ラスベガスGPがいよいよ開幕を迎えるが、王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、このイベントのショービジネス的な側面を気に入っていないことを正直に語った。
16日(木)の走行開始を前に、15日(水)には現地のピットストレートでドライバー紹介などを含むオープニングセレモニーが行なわれた。ただ現在3連覇中の王者フェルスタッペンは、このイベントで自分が“道化師”のように感じられたと語るなど、不満を隠していない。
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「僕からしたら、全部スキップ可能なことだよ」
セレモニーについて聞かれたフェルスタッペンはそう答えた。
「歌手の問題とかじゃない。(自分は)ただそこに立っているだけだ。道化師のようだった」
なおフェルスタッペンはF1 CEOのステファノ・ドメニカリがドライバー全員に参加する様に呼びかけた、ウィンズホテルでのVIPイベントも欠席している。
そんなフェルスタッペンにラスベガスでの週末はどの程度の割合がショーなのかと聞くと、「99%がショーで、1%がスポーツイベントだ」と答えた。
「正直に言うと、あまり思う所があるわけじゃない。僕はパフォーマンスの面に常に集中したいと思っているんだ」
「とにかく、この周囲のモノが僕は好きじゃない。もちろんこういったモノも構成する一部だとは分かっているけど、僕の興味のあることじゃないんだ」
「できる限りのことをするのを楽しみしている。でもそれ(ショー的な側面)は楽しみにしていない」
そう語るフェルスタッペン。彼はその一方で、F1オーナーがこうしたショー的な要素を高めたいと思っていることは理解できると語った。
「ビジネスとスポーツ、ふたつの側面がある。だから僕も当然彼らの見ている側のことを理解している。でも僕としてはパフォーマンスの側面で自分の意見を話すだけだ」
「僕たちは株主じゃないから、それを実行するだけだ。つまり彼らが何をするのか決めるということだ」
「仮に僕がオーナーだったとして、僕は(今のF1オーナーと)同じ決定をするだろう。ドライバーの言うことは聞かずにやりたいようにね」
フェルスタッペンはこうして自分の見解を率直に述べることが、変化をもたらすとは思っておらず、あくまでも自分はドライバーであり、グランプリごとにレースをして、また次のグランプリへ向かうだけだとも語っている。
またラスベガスGPの市街地コースレイアウトについても、あまりエキサイティングな物とは思っていないようだった。
「ああ、すごく興味深いわけじゃない」
フェルスタッペンはコースについて聞かれるとそう答えた。
「あまり多くのコーナーもないからね。正直に言うと」
「どうなるか分からないけど、グリップレベルにも左右されてくるだろう。あまりグリップが高いとは思えないが……まあ流れに任せよう」
「そんなにエキサイティングじゃないと思う。それくらいだ」
「ストリートコースが最高にエキサイティングじゃないというのは、僕にとってみればいつものことだ。特にこの新世代のマシンならね」
「重すぎるんだよ。それに特にグリップが低いときには尚良くない」
「もちろん(ラスベガスのメインストリートの)ストリップを駆け抜けるのはグレイトだろう。でもこのレイアウト自体は、それほどエキサイティングじゃないと思う」
「F1マシンというのは、もっとたくさんの高速コーナーがあるほうが楽しいんだ」
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