かつて存在した”国別対抗戦”のA1GP復活を目指す「ワールドカップ・オブ・モータースポーツ」。アルピーヌF1の元チーム代表であるマルティン・ブコウスキーがその中心人物を務めているようだ。
ワールドカップ・オブ・モータースポーツはA1GPのロゴを使用しているものの、それが最終的なシリーズ名となるかはまだ明らかではない。
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以前のA1GPは、2005年~2006年、2008年~2009年までの4シーズンに渡り開催されたが、財政破綻によって5シーズン目に中止された。
このシリーズはモータースポーツの国別対抗戦として、チームは各国の代表として参戦し、その国籍を持つドライバーがマシンに乗ることが特徴。最初の3シーズンはザイテック製エンジンを搭載したローラのマシンが使用されたが、4シーズン目はフェラーリ提供のシャシー・エンジンへ切り替えられた。
新シリーズとして復活を目指すワールドカップ・オブ・モータースポーツでも、同様のフォーマットでレースが行なわれる予定。ワンメイクマシン20台が持続可能燃料を使用し、各国の代表チームは経験豊富なドライバーと若手ドライバーの組み合わせとなる予定だ。また、ある関係者によると”画期的なレースフォーマット”が採用される予定だという。
Sky Business Newsが明らかにし、motorsport.comが確認を取ったところによると、この新プロジェクトの背後にいるのは、イギリスのポイントサービス「Nectar」「Air Miles」の創設者として知られる起業家のキース・ミルズ卿だ。
ミルズは2012年ロンドンオリンピック・パラリンピックの組織委員会副委員長として、イベントを成功に導いたひとり。セーリングにも深く関わり、2007年にはアメリカズカップ参戦を目指し、ベン・エインズリーを船長に据えて”チーム・オリジン”を設立している。ただ、このプログラムは2013年の参戦を前に中止されている。
またその他、ミルズはプレミアリーグのサッカークラブ、トッテナム・ホットスパーのクラブ取締役を務めていた。
ミルズと彼が経営するスポーツ投資会社「オリジン・スポーツ・グループ」の関係者は、新生A1GPプロジェクトのために1億ドル(約140億円)規模の資金調達に乗り出している。
オリジンのウェブサイトには、同社が「スポーツ業界の変革と成長を促進する革新的なスポーツ投資ビジネス」であると記されており、「長期的な成長が見込める投資機会を特定し、スポーツへの投資を検討している資本パートナーを我々のネットワークとマッチングさせる」ことを目的にしているという。
Sky Business Newsが伝えたところによると、多くの投資ファンドや資産家がこのプロジェクトへのサポートに関心を示しているという。
元アルピーヌF1代表のブコウスキーは、CEOとしてワールドカップ・オブ・モータースポーツのプロジェクトに参画。競技面や技術面のパッケージをまとめる役割を担っている。
ブコウスキーは2001年にプロストGPの空力担当としてF1でのキャリアをスタート。その後、フェラーリ、マクラーレンと移籍し、マクラーレンでは2012年に空力チーフを務めている。
その2年後にはFIAに移り、F1の技術&競技コーディーネーター、技術部門チーフを務めた。
ただ2018年にはFIAを離れ、ルノーF1チームのエクゼクティブディレクターに。当時のチーム代表であるシリル・アビテブールと共にチーム運営を行なった。
アビテブールが2021年シーズンに先立ちチームを去ると、ブコウスキーが実質的なチーム代表としてアルピーヌへと姿を変えたチームを率いた。
ただ2022年1月にブコウスキーもチームを離脱し、オットマー・サフナウアーが後任としてアルピーヌの代表に就任していた。
なお、ベテランのF1テクニカルディレクターであるマイク・ガスコインもこのプロジェクトに参加。彼の率いる「MGIエンジニアリング」が新A1GPのマシンデザインに関わっている可能性がある。
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