今季から新しく始まった全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は第3大会を迎え、ランキング首位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM’S)が第6戦と第8戦で優勝。今大会で予選ダブルポールポジションを勝ち取った阪口晴南(B-MAX RACING TEAM)は第7戦で勝利を飾った。
17日(土)の公式予選はウエットコンディションの中で行なわれたが、その中で好調な走りをみせたのが阪口だ。ベストタイムで1分26秒848を記録し、2番手以下に1.6秒以上の大差をつけると、セカンドベストタイムでも1分26秒966をマークしライバルを圧倒。第6戦、第7戦とダブルでポールポジションを勝ち取った。
■SFライツ第2大会 岡山|宮田莉朋と阪口晴南が勝利を分け合う
同日午後に行なわれた第6戦決勝でも阪口がレースをリードするかと思われたが、雨上がりのダンプコンディションで、アウト側の奇数グリッドはまだ乾ききっていないという状態だった。
これにより2番グリッドの宮田がホールショットを決め、レースをリードしていった。ウエットコンディションでは阪口に遅れをとっていた宮田だが、決勝レースでは順調に差を広げていき、最終的に9.5秒のギャップを築いて今季5勝目を飾った。2位には阪口、3位には小高一斗(カローラ中京Kuo TEAM TOM’S)が続いた。
翌18日の早朝に行なわれた第7戦決勝は、晴天に恵まれドライコンディションとなった。予選のセカンドベストタイム順で争われ、阪口が今回もポールポジションからスタート。1コーナーでは宮田とサイドバイサイドになったが、きっちりとポジションを死守した。一方、後方では小高、名取鉄平(TODA RACING)、河野駿佑(RS FINE)による三つ巴のバトルが白熱したが、ここは名取が競り勝ち3番手に上がった。
前日の第6戦で悔しい2位となった阪口は、そのリベンジと言わんばかりの気迫溢れる走りを披露。宮田を全く寄せ付けない走りでトップチェッカーを受け、今季2勝目を飾った。2位には宮田、3位には名取が入った。
スーパーフォーミュラの公式予選セッションを挟み、今週末3つ目の決勝レースとして行なわれた第8戦。ここでは第6戦の決勝結果順がグリッドとなり、宮田がポールポジション、阪口が2番手からスタートした。
1コーナーでは好スタートを決めた宮田が先行し、阪口が2番手に続く展開。この段階で、ふたりが1勝ずつを分け合う形となっていたため、何としても3レース目の勝利を手にするべく序盤からハイペースで周回を重ねていった。
その中で一枚上手だったのが宮田。2周目に1分12秒865のファステストラップを刻むと、その後も1分13秒台前半のペースを維持し、阪口に並びかける隙を与えなかった。結局、2台ともポジションを入れ替えないままチェッカーを迎え、宮田が今季5勝目をマーク。阪口が2位となり、3位には小高が続いた。
この結果、ポイントランキングでは依然として宮田がリードしているが、このSUGOラウンドはセッティングも含めて相当悩むことが多かったとのこと。「今までにないくらいセットアップの変更をしたり、悩みの多いレースウイークでしたが、決勝で巻き返せたことでホッとしていますし、チームのサポートがあってこその結果なので感謝しています」と記者会見でコメント。翌月に控えるオートポリス大会に向けて、このような意気込みを語った。
「次戦のオートポリスは個人的にはあまり得意ではないコースですが、ポイント差を維持する、あるいは広げるためにもとても大事な大会になるので、気を緩めずにチームとともに前進して、トップで終えたいです」
一方、予選でダブルポールを獲得していながら、それを十分に活かすことができなかった阪口だが、この大会で宮田との差を詰めることができたと前向きに捉えていた。
「宮田選手が前を走って、僕が後ろというシチュエーションは今シーズンこれまで何度もありました。その中でも今回は一番近いタイムを刻めたのではないかと思うので、今までとは比較にならないくらい改善しているなと感じました」
「例年SUGOは宮田選手やTOM'Sが強い印象があったので、ここで思った以上に差を縮められたのは良かったです。逆にオートポリスは僕たちが得意にしているコースなので、絶対に3連勝できるように頑張ります」
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