EVならではのユニークなデザイン
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
【画像】新型メルセデス・ベンツEQA【GLAやEQCと写真で比較】 全108枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
メルセデス・ベンツの新型EQAが発表された。コンパクトな電動SUVで、「性能、コスト、市場投入までの時間で優れた妥協点を提供する」とされている。
今春に発売される「EQA 250」は約3万9000ポンド(553万円)からとなっており、2022年までに発売される6つのEQモデルのうちの1つとなる。EQAの上には7人乗りのEQBも存在する。
最新のGLAをベースにしたEQAは、全長4463mm、全幅1834mm、全高1620mm、ホイールベースは2729mmとなっている。内燃機関の兄弟車とは一線を画すユニークなスタイリングを備えており、ブラックパネルのラジエーターグリルや、フロントとリアに設けられた切れ目のないライトなどが特徴的だ。
フロントには、標準的なフルLEDヘッドライトを装備。リアでは、GLAとは全く異なるデザインのテールゲートが採用されており、ナンバープレートをバンパーの下に移動させることで、テールライトを一体型のライトバーとして統合した。メルセデスによると、こうしたレイアウトにより「昼間でも夜間でも高いレベルでの識別性」を確保しているという。
内燃機関車にはない個性的なデザインのホイールも、最大20インチまで用意されている。ローズゴールドやブルーのディティールが施された、ツートンまたはスリートンのカラーリングとなっている。抗力係数0.28という高い空力性能を持ち、航続距離の向上に貢献している。
インテリアはGLAの基本的なレイアウトを承継しつつ、ダクト、シート、キーにローズゴールドのトリムが添えられ、バックライトも追加された。また、フル装備の「エディション1」仕様には、ブルーの縫い目を施した特別仕様のレザーが採用されている。
デジタルメーターはEV特有の表示機能に合わせてデザインを一新し、ローズゴールドとブルーのハイライトを採用している。
また、メルセデスはGLAの40:20:40分割可倒式リアシートはそのままに、SUVとして求められる高いドライビングポジションと汎用性を両立させたとしている。
最新テクノロジーも多数搭載
搭載されている最新技術にも注目だ。メルセデスいわく「高度な熱管理システム」には、駆動系の廃熱を再利用するヒートポンプが使用され、MBUXインフォテインメント・システムや多機能アプリ「メルセデス・ミー」からエアコンのプレコンディショニングが可能となっている。
また、航続距離を最大化するために地形や天候、交通量、運転スタイルを考慮してルートを提案するナビゲーションシステムを標準装備。ルート上の充電スポットに合わせて、走行中にバッテリーを予熱または冷却し、急速充電に最適な温度にすることもできる。
すべてのEQシリーズで使用できるメルセデス・ミーの充電ネットワークは、31か国、45万か所の充電ポイントで構成されている。
安全装備としては、車線維持支援やアクティブ・ブレーキ・アシストが標準で搭載されているほか、「ドライビング・アシスタンス・パッケージ」では歩行者が横断歩道の近くにいることを知らせる機能など、さまざまな警報・支援機能が用意されている。
はじめに発売されるEQA 250には、アダプティブ・ハイビーム、電動テールゲート、18インチのアルミホイール、64色のアンビエントライト、バックカメラ、4ウェイ調整可能なラグジュアリーシートのランバーサポートなどが標準装備されている。
また、AMGライン、エレクトリック・アート、ナイトパッケージといった各種パッケージオプションも用意される。
ドライブトレインとプラットフォーム
EQAは、既存の内燃機関搭載モデルのプラットフォームをベースにしたEVを展開するというメルセデスの戦略に基づき、プラットフォームの大部分はGLAと共有されている。
ただし、床下のクロスメンバーを取り除いてバッテリーを構造部品として使用できるようにするなど手が加えられている。このバッテリーは、車両の構造体とアルミ製のハウジングによって損傷から保護されている。
EQA 250に続き、デュアルモーター、4輪駆動のAMG仕様などの派生モデルが1年後に導入される。メルセデスは、最大272psの出力を持つとしているが、AMGモデルはさらにパワフルになると予想される。
フロントに搭載された非同期モーターから190ps、38.3kg-mを発生する前輪駆動のEQA 250は、0-100km/h加速で8.9秒、最高速度は160km/h弱に制限されている。
バッテリー容量は66.5kWhで、WLTPサイクルの航続距離は426kmを実現している(500kmのロングレンジモデルは後日登場予定)という。最大100kWのDC充電に対応し、約30分で80%の充電が可能とされている。11kWのAC充電では、6時間弱で空の状態から満タンまで充電できる。
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みんなのコメント
しかし、エクステリアは…。
オーナーの目に一番入るのはインテリア。
他人の目に一番入るのはケツなんだよ。
それがなんだかなー…。