ピックアップトラックのシャシーを活用
フォルクスワーゲンは、オフロード志向の電動SUV「ID.Ruggdzz」の開発を進めている。発売計画は中止されたという報道もあったが、現在、中型ピックアップトラックのアマロックに使用されるラダーフレーム構造をベースとして、再び軌道に乗ったようだ。
【画像】フォルクスワーゲンから電動オフローダー登場か【ベースとなる新型アマロックとフォード・レンジャーを写真で見る】 全56枚
12月に南アフリカで行われた新型アマロックの発表会で、フォルクスワーゲン・コマーシャル・ビークル(商用車部門)のカーステン・イントラCEOはAUTOCARのインタビューに答え、ラダーフレームにバッテリーと電気モーターを収容するための開発作業が進行中であることを明らかにした。
アマロックのラダーフレームは、フォードが開発したもので、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンのほか、PHEV(プラグインハイブリッド)システムの搭載も可能だ。このラダーフレームの完全電動化について尋ねられたイントラCEOは、「フォードとともに検討しています。まだ検討中です」と答えた。
それ以上の詳細は明らかにしなかったが、フォルクスワーゲンは現在、コードネーム「T6」と呼ばれる電動化シャシーを、ID.Ruggdzzをベースとする新しいSUVモデルに採用することを検討しているとの情報もある。
フォードは、アマロックとラダーフレームを共有するレンジャーをベースに、7人乗りSUVのエベレストを開発した。これと同様のアプローチで、フォルクスワーゲンは電動SUVを作ろうとしているのかもしれない。
2019年に初めて公開されたID.Ruggdzzは、もともとフォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームを中心に構想されたコンセプトモデルだ。当時、フォルクスワーゲンのブランドCEOであるラルフ・ブランドシュテッター氏(現フォルクスワーゲン中国部門責任者)は、フォード・ブロンコ、ジープ・ラングラー、トヨタ4ランナーに対抗する電動モデルになることを示唆していた。
当初は2023年までに市販化する計画だったが、2020年後半にソフトウェアの不具合を受けて、EV事業の再編のために凍結された。同時にID.Buggy(IDバギー)の発売計画も中止され、代わりにID.3、ID.4といった量販モデルの確立に注力するようになった。
F-150を生んだフォードと共同開発
ID.Ruggdzzの計画復活をめぐる詳細はまだ不明だが、AUTOCARの取材により、コードネーム「T6」シャシーの開発は、新型アマロックの開発にも携わったフォード・オーストラリアが担当していることが確認された。
また、イントラCEOによると、さらなる開発作業は、米国フォードのディアボーン本社で行われているという。
しかし、このような電動SUVに期待されるパワーと航続距離を実現するためには、少なくとも110kWhのバッテリーが必要であることは関係者も認めている。
フォードは、ラダーフレームの電動化の経験がある。F-150とFシリーズ・スーパー・デューティを支える「Pプラットフォーム」は、98kWhおよび131kWhのバッテリーと、2基の電気モーターを搭載できるよう設計されている。
フォルクスワーゲンの「T6」はこれより小型と思われるが、ID.Ruggdzzでは、アマロックやレンジャーが採用しているリーフスプリング式リアサスペンションからマルチリンク式リアサスペンションに変更される可能性がある。
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みんなのコメント
高価な車買ってもBEVの現在の航続距離では
ちょっと買い物などの街乗り
往復100キロ以内の通勤
幼稚園や学校の送り迎え
などにしか使えないのではないでしょうか?
私は自宅が駅に近く通勤は電車
買い物は近くのオーガニックスーパー
子供はスクールバスや電車で通学
近場で車を利用する必要って皆無です
車を使うのは横浜から名古屋までの学会出張とか
妻と行く趣味の美術館巡りで横浜神戸往復とかで
日帰り500キロ以上結構あります
30分かけて燃料補給などスケジュール的に無理です
だから私は満タンの航続距離が少なくとも700キロない車を使うことはできません
今は高速乗れば1000キロ近く走れると表示が出る48Vハイブリッドに乗ってます
グリーン派の友人は2017年に初代リーフに乗り換えました
冬場には航続100キロをはるかに下回り
通勤にすら使えないので3ヶ月で手放しました
今のBEVは多少マシでしょうが