女子テニスの大坂なおみが、全仏オープンでの記者会見欠席、大会棄権表明に至るなかで、メディア対応に関わるアスリートのメンタルヘルス問題を訴え、大きな注目を集めている。メディアのみならず、ソーシャルメディアから受ける心理的ダメージについても声を上げているアスリートは多く、NBAのステフィン・カリーやカイリー・アービング、英国のスプリンター、ディナ・アッシャー・スミス、テニス界のレジェンドであるビーナス・ウィリアムズらは、SNS上で規制されることなく匿名で他人を侮辱したり罵ったりする人々を強く非難している。
一方で、スポーツ選手を含む有名人にとって、ソーシャルメディアは無視できない存在だ。多数のフォロワーを得ることで、メッセージを強く発信することができるのはもちろんのこと、収益上の大きなチャンスにもなり得るのだ。
1年契約のハミルトン、F1での8冠達成に意欲も「原動力の中心は変化」
イギリスのギャンブルサイト『Gamblingdeals.com』は、最近、F1ドライバーたちのInstagramアカウントについて分析、フォロワー人数のトップ10のドライバーと、彼らが企業と提携してPRで投稿した場合、1回あたり得られる平均収入について推定額を割り出した。
F1ドライバーのなかでInstagramのフォロワー数が最も多いのは7度のF1チャンピオン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)で、2位以下を大きく引き離す2,240万人を獲得している。この人数は、続く6人のF1ドライバーのフォロワー数の合計にほぼ匹敵する。その結果、ハミルトンは1回の投稿で、日本円にして平均約1,100万円を得るポテンシャルがあると推定される。
ハミルトンに続く2位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)とダニエル・リカルド(マクラーレン)で、ともに約470万人のフォロワーを持ち、1回の投稿で約230万円、10位のセルジオ・ペレス(レッドブル)でも1回の投稿あたり約90万円を得ることが可能と推測される。
ほとんどのF1ドライバーと異なり、4度のワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルはSNSアカウントを持っていない。その方針について彼はこう語っている。
「この点で僕が珍しい存在であることは知っている。ほとんどの人がソーシャルメディアに時間を費やしている。その魅力や関心は理解できるよ。自分がなぜ始めないのか、理由は分からない。同時に、やっていないことを残念だとも思っていない。そういう習慣が身についていないし、特に自分自身を観察していく必要も感じていない。自分の写真を見ないで済むのはいいことだと思っているんだ!」
最近ではマクラーレンのランド・ノリスが、ソーシャルメディアから距離を置くことを決めている。
「自分のソーシャルメディアを見るのをやめたんだ。一部の反応によって精神的に疲れ果ててしまうからだ」と310万人のInstagramフォロワーを持つノリスは語った。
「今も完全に離れたわけではないけれど、自分のソーシャルメディア・アカウントを管理してくれる担当者を雇って、その人にやってもらっている。自分ではもう見ていない」
F1ドライバーのInstagramフォロワー数におけるトップ10と、それぞれがPR契約のもとで投稿した場合、1投稿で得ることが可能な収入の推定値は以下のとおり。
■F1ドライバーのInstagramフォロワー数と潜在的な収益力
(Gamblingdeals.com分析)
順位ドライバーフォロワー数1投稿で得ることが可能な収入(推定)1ルイス・ハミルトン22,400,000人10,869,012円2シャルル・ルクレール4,700,000人 2,280,551円=2ダニエル・リカルド4,700,000人 2,280,551円4マックス・フェルスタッペン4,600,000人 2,232,029円5フェルナンド・アロンソ3,200,000人 1,552,716円6ランド・ノリス3,100,000人 1,504,193円7カルロス・サインツ2,700,000人 1,310,104円8キミ・ライコネン2,300,000人 1,116,014円9バルテリ・ボッタス2,100,000人 1,018,069円10セルジオ・ペレス1,900,000人 921,925円
※数値は集計時、原稿執筆時のもの
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