超高級ブランドの新時代を切り拓く
メルセデス・マイバッハとして初となるバッテリーEV(BEV)は、収益性重視といえる、最大級のSUVからスタートした。ここから、ドイツの超高級ブランドの新時代を切り拓くことになる。
【画像】ブランド初のBEV登場 メルセデス・マイバッハEQS 680 SUV サルーンのEQSも 全85枚
メルセデス・ベンツEQS SUVを一層ラグジュアリーに仕上げた、フラッグシップモデルとなるのが、新しいメルセデス・マイバッハEQS 680 SUVだ。オーダーメイドの最上級BEVを提供することで、このカテゴリーでの揺るがない地位の構築が期待される。
この原形は、2021年のミュンヘン・モーターショーで発表されたマイバッハ・コンセプトEQSとなり、主なライバルはベントレーやロールスロイスになるだろう。2022年の販売台数、32万8000台へ、さらに2万3000台を上乗せしたい目論見だ。
「伝統豊かな高級ブランドから、電動化へ意欲的な未来のブランドへと、メルセデス・マイバッハが変革することを象徴しています」。と、マイバッハとAMG部門を担当する、メルセデス・ベンツのフィリップ・シーマー氏はコメントを述べている。
EQS 680 SUVには2基の駆動用モーターが搭載され、合計で最高出力668psと最大トルク96.7kg-mを発揮。駆動用バッテリーは108.4kWhで、航続距離は600kmがうたわれる。四輪駆動が標準だ。
ちなみにこれは、メルセデス・ベンツEQS 580 SUVと比較して、124psの増強。航続距離は8kmほど短い。
EQS SUVをベースに更にクラス上の内装
マイバッハとして、最も注目すべきはインテリア。ダッシュボード全面を覆うタッチモニター、MBUXハイパースクリーンも含めて、既に不足なく豪華なメルセデス・ベンツEQS SUVをベースに、更にクラス上の内装が目指されている。
自然由来の素材でなめしたナッパレザー・エグゼクティブ・シートや、ブルメスター社製の4Dサラウンドシステムを採用。深い艶のクロームメッキ・トリムが、車内全体にあしらわれる。
リアシート側では、フロントシート裏面の11.6インチ・エンターテイメント・モニターや、ウッドトリムで仕立てられたワイドなセンターコンソールなどを装備。シルバーのゴブレットが付く、冷蔵庫も利用できる。
シート自体にも、ベンチレーションとマッサージ機能を内蔵。肩まわりや首もとにもヒーターが備わる。
スタイリングでは、マイバッハの特長といえるツートーンカラーのボディ塗装と、随所に施されたクロームメッキ・トリムで差別化。ひと目で、他とは違うとわかるだろう。
リアシート側の快適性を最優先した新モード
フラッグシップらしく、乗り心地にも細心の注意が払われている。標準のEQS SUVに備わるコンフォート・モードの代わりに、リアシート側の乗員の快適性が最優先された、マイバッハ・モードを新設定。ボディの揺れを最小限に抑えたとのこと。
内燃エンジンが搭載されないため、クルマが発するノイズは殆ど存在しないが、遮音性にも抜かりはない。ロードノイズが車内へ届くのを防ぐため、ボディ後部を中心に吸音性のフォームを充填。キャビン全体も合成皮革で覆い、音の侵入を防いだという。
価格はまだ発表されていないが、英国ではメルセデス・ベンツEQS 580 SUVに15万2635ポンド(約2457万円)が設定されている。それを踏まえると、20万ポンド(約3220万円)以上になると考えていいだろう。
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みんなのコメント
レクサスLMに軍配でしょう〜
リセールの良さと耐久性はトヨタには敵わないよ