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「参加するにはどうすればいい? 準備すべきものは?」サーキット走行に関する3つの疑問

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「参加するにはどうすればいい? 準備すべきものは?」サーキット走行に関する3つの疑問

備えあれば憂いなし!!初心者でも気軽に参加したい走行会

いまや週末になれば、全国各地のサーキットで走行会が開催されている。その走行会のほとんどが特別なラインセンスが不要。有効な普通自動車運転免許さえあれば参加できるのが、何と言っても魅力だ。かつては走行会と言えば、ローカルなミニサーキットがメインだったが、昨今ではF1やSUPER GTが開催される鈴鹿サーキットや富士スピードウェイといった国際レーシングコースを走れる走行会も少なくない。世界的に有名なドライバーやレーシングカーがレースを繰り広げたサーキットを愛車で走るのは、ファンにとってはあこがれや夢が叶う一時になる。

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とはいえ、走行会と言われても、サーキットを走ったことのない人にとっては、「どうしたら参加できるの?」「なにを用意すればいいの?」など、“ピン”と来ないことだろう。

そもそも走行会ってなに?

というワケでまずは「”走行会”とは、なに?」ってところから。じつは大きい意味で、サーキットそのものやレース(競技)は、健全なモータースポーツ文化の発展のために、いまも昔もJAF(日本自動車連盟)が統括している。だから、”正式なレースと競技”に出場するには、JAFが定めた車両規則や競技規則を守って、さらにはJAFが発給するモータースポーツライセンスが必要。これらのルールに則ったレースや競技は「公式戦」と呼ばれており、世界にも通用する基準が満たされている。簡単に言うと、これと区別するために使われている言葉が「走行会」。ご想像のとおり「公式戦」だけでは“狭き門”になってしまう。そこで、もっと大勢の人が簡単にモータースポーツに触れられるように、サーキット施設やショップなどの主催団体が独自にルールを簡素化したものが「走行会」として広まった経緯だ。

そのため、「公式戦」から見れば「走行会」は敷居がグンと低い。とはいえ、安全やマナーについては軽視されているどころか、高いモラルが保たれるようにサーキット施設も主催者もできるだけの力を尽くしているのだ。「公式戦」は興行(見る)という意味合いが含まれるのに対して、「走行会」は参加する(走る)ほうが主体。「走行会」にはフリー走行やレース形式などがあるが、あくまでもサーキットでのスポーツドライビングを体験したり楽しむことに主眼が置かれている。普段乗っているマイカーでの参加が前提で、“自走で行って&自走で帰る”が合言葉だ。

参加するにはどうすればいいい?

次に「走行会」への参加だが、これも難しく考える必要はない。ズバリ言うと、サーキット施設もイベント主催者もそうだが、ひとりでも多くモータースポーツファンを増やしたいと考えている。そのため、比較的に多くの「走行会」が開催されているわけで、まずは自分に合った「走行会」を探すところから始めたい。はじめて参加するなら、インターネットで最寄りのサーキットを検索。「はじめて参加するんだけど……」と、正直に問い合わせてみるのがいいだろう。もしくはチューニングショップの一部をはじめ、SNSにも「走行会」をテーマにしたコミュニティがあるので、そこに飛び込んで情報収集するのも手だ。

なお、初心者向けなら参加費用も1万円前後~とリーズナブル。なかにはドラテクレッスンやコース攻略を教えてくれる座学がプログラムされている走行会もある。そんな走行会は初心者の参加が多いので、気軽に問い合わせてみてはいかがだろう。すぐに走行会仲間ができる。

参加するイベントが決まれば、申込用紙を取り寄せて必要事項を記入して返信。あとは参加費用を振り込めば手続き完了なケースが多く、開催概要や申込用紙は該当のウェブサイトからダウンロードできるようになっている場合も。さらにウェブエントリー可能な走行会も増えているのでチェックしてほしい。

走行前に用意しておきたいものは?

点検項目1.走行に不必要なものは車内から下ろしておく2.タイヤの溝残量、ひび割れなどはないか。ホイールナット増し締め3.エンジンオイルの残量、汚れ(走行後は特に交換が望ましい)4.ブレーキパッド、フルードの残量のチェック5.ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプなどの灯火類の点検他に持ち物としては、筆記用具やビニールテープを忘れずに。

また、初めてサーキットを走るならこれだけは用意しておきたい必須アイテム、3つをピックアップしておこう。

その1「テープ」もしもの衝突時、破片の飛散を防ぐため、ライトやミラー類などの各部をテーピングしておく。その他にゼッケンをボディに張り付けるのにも使用。

その2「十字レンチ」走行前、ホイールナットがしっかりと締まっているかを確認。十字レンチで増し締めしておこう。

その3「空気圧ゲージ」サーキット走行ではタイヤの空気圧管理は非常に重要。通常より空気圧が上がりやすいので走行前は、規定値よりも若干低めにするのがベター。

ちなみに、サーキットでの事故は完全に自己責任。いかなる場合も自分以外の誰かに責任を追求することは大きなマナー違反になる。そして、一般的な自動車保険も適用されない。それでも不安な場合は、保険会社によってはサーキット特約を用意しているケースもあるので調べて欲しい。

あとはコースインしていきなり飛ばすのではなく、愛車や周囲のクルマの様子を見ながら徐々にペースアップして走りを楽しんでほしい。

(レポート:岡田幸一)

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