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DSテチータ、修正したはずのトラブルに泣き開幕戦ワンツー逃すも、速さには大満足|フォーミュラE

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DSテチータ、修正したはずのトラブルに泣き開幕戦ワンツー逃すも、速さには大満足|フォーミュラE

 DSテチータのチーム代表を務めるマーク・プレストンは、フォーミュラEシーズン5の開幕戦ディルイーヤePrixで科されたペナルティについて、修正したはずの問題が再発してしまったと説明した。

 第2世代マシンが導入され、新時代を迎えたフォーミュラEの開幕戦は、予選・決勝を通して多くのマシンにペナルティが科せられた。

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 DSテチータのジャン-エリック・ベルニュとアンドレ・ロッテラーも、BMWのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタを攻略した直後に、フォーミュラE競技規則の第27条の9に違反したとして、ドライブスルーペナルティを科された。

 ペナルティによりベルニュは5番手、ロッテラーは7番手までポジションダウン。印象的なペースで追い上げたものの、ベルニュが2位、ロッテラーが5位止まりでダ・コスタがBMWに歴史的勝利を捧げる結果となった。

 競技規則の第27条の9は、FIAがサプライヤーに指示したマニュアルに従わなければならないという内容で、具体的にはどんな違反をしたのかは分からない。

 motorsport.comの調べでは、ヴェンチュリのフェリペ・マッサと同様、エネルギー回生に関連するソフトウェアの違反のようだ。

 ソフトウェアの不具合の結果、FIAによる『サプライヤー向けソフトウェア実装ガイド』で規定されている以上のレベルで、エネルギーを回生してしまったと考えられる。

「基本的には回生の問題だ。予選やシェイクダウンで他の人たち(ルーカス・ディ・グラッシやサム・バード、ロビン・フラインス)が見舞われたのと似ている問題だ」と、プレストンはmotorsport.comに話した。

「我々にも問題が発生していた(フリー走行後、1台につき2000ユーロの罰金が科せられた)が、直ったと思っていた。でもレースで再び起こってしまった」

「他にも多くの人が同じ問題を抱えている。その問題を解決するのが、最優先事項になる」

「応急処置としていくつかのことを試し、その後は拠点でさらなる修正が行われるだろう。それはソフトウェアの問題で、回生に関係している」

「ブレーキをかけるときは、エネルギーの回生が一定の数値を上回らないようにしなければならない」

「限界を超えそうな時、それは非常に難しい。ブレーキがロックするかもしれないんだ。今のブレーキは電子制御されているから、コントロールシステムが反応しなければならない」

「それが、みんなが問題を抱えている理由だと思う」

 プレストンは、この問題は第2世代マシン『Gen2』からアクティブブレーキングシステムが導入されたことに関連していると考えてはいるものの、テストでこの問題が出てこない理由は分からないようだ。

「レースでは誰もが限界に挑戦し、競争しようとする。時には、テストよりも多くのことが明らかになることもある」

 開幕戦で勝利できなかったことについて、フラストレーションを感じるかと問われると、プレストンは次のように答えた。

「ああ、当然だ。だが同時に我々はとても速かった」

「ドライブスルーペナルティをもらったが、戦略の判断もうまくいっていた」

「マシンはとても速く、ドライバーたちも非常に速かった。エンジニアの判断も素晴らしかったし、オペレーションも見事だった」

「次のレースに向けてはとてもポジティブだし、良いクリスマスが過ごせるだろうね!」

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