F1の2023年シーズンのサプライズとなっているのが、アストンマーチンの躍進だ。昨年はランキング7位だったチームが、表彰台常連となっているのだ。
しかし、大望を持つチームオーナーにとっては、これでも十分な結果ではない。
■特集|目指すはF1の頂点。アストンマーチンが新設する”330億円の”ファクトリーへ潜入……その本気度が見えてきた
アストンマーチンは富豪のローレンス・ストロールがオーナーを務めているチームで、彼は目標がタイトル獲得だと以前から豪語してきた。
彼の元、チームは体制強化に務めており、レッドブルの空力部門のダン・ファロウズを筆頭に、ライバルチームからも積極的なヘッドハントを行なってきた。
設備投資にも積極的で、約330億円の新ファクトリーも建設を進めている。この施設は5月には部分的に竣工し、稼働を開始する予定となっている。
このように積極的に上を目指しているアストンマーチンは、2023年に大きくマシンを改善。開幕戦から第3戦まで3戦連続で表彰台を獲得し、2番手チームの座を争うまでになった。
ただ、ローレンス・ストロールにとってはこの結果もまだ十分満足できるものではない。チーム代表のマイク・クラックは、ローレンス・ストロールが次に求めているのは優勝だと明かした。
motorsport.comがチームの成功に対するローレンスの反応を聞くと、クラック代表は「非常に簡単なことだ」と口を開いて、次のように語った。
「ローレンスの行動指針は非常に明快だ。彼は我々に『いつ勝てるのか?』を聞いてくる」
「もちろん彼も我々が大きく前進したことを喜んでいる。しかし彼の野望にとっては、それでも十分ではないんだ」
「ローレンスのいいところは、自分の立ち位置を理解していることだ。彼はもっと結果を欲しており、我々はそれを達成していくことが求められている」
アストンマーチンは新レギュレーションの導入された2022年の序盤にこそ躓いたものの、シーズン途中にBスペックマシンを投入して急速に改善を進めていた。
今シーズンも同様の開発スピードを維持できるのか? その点を尋ねられたクラック代表だったが、彼はこう答えている。
「昨年はマシンを相当開発することができた。今年はより良いベースラインから開発を開始することができるので、昨年ほど簡単ではないだろう」
「しかし現在の位置を維持したいのなら、前進することが必要だ。何もしなければ、後退してしまうのがF1なんだ」
「私はマシンのパフォーマンスを高めることができると確信している。しかし、それは相対的なものだ。それが効率的なモノだったかどうかは、時が教えてくれる」
「我々が何をしなくてはいけないのか、それはもう大まかに分かっているし、もう動き出しているんだ」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「経験と速さを考えればユウキ一択だ」——オランダからも、角田裕毅の2025年レッドブル昇格を推す声。元Fポン王者コロネルが語る
F1新規参戦叶ったキャデラック、拒否されたアンドレッティ。実態はほぼ同じ……違いはどこにあったのか?
2025年MotoGP暫定エントリーリストが発表。ヤマハは3年ぶりの4台体制、國井がMoto2へ参戦
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
マルケスが復活できたのは“良い意味でMoto2チームっぽい”グレシーニだったから?「ここでは最終的な決断を下す人と直接話せる」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?