ヤマハのファビオ・クアルタラロは、MotoGPインドネシアGP決勝を7位で終えたが、リヤタイヤのウォームアップに苦しんだようだ。
予選ではQ2への直接進出を決め、6番手となったクアルタラロ。リヤに全車がソフトタイヤを履いたスプリントでは、他車との接触により好結果を残すことはできなかったものの、5番手争いを演じた。
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最終的に接触でポジションを落としたクアルタラロは12位でスプリントをフィニッシュ。そして決勝レースは、自分にとって厳しいものになるとクアルタラロは予想していた。
ヤマハのバイクはタイヤのウォームアップで苦しんでおり、レース距離的にリヤにソフトタイヤを使うのが難しくなる決勝では苦戦を強いられるとクアルタラロは考えていたからだ。
実際、その予想は的中した。ほとんどのライダーがリヤにミディアムタイヤを選んだ決勝で、クアルタラロはこのタイヤコンパウンドを使いこなすための適切な温度範囲を見つけるのに5周以上かかった。
しかし完走12台というサバイバルレースを生き残ったクアルタラロは、7位でフィニッシュを果たした。
レース後、クアルタラロはスタート時の状況について次のように説明した。
「レース序盤は何も起こらなかった。ただ週末を通してリヤタイヤをうまく温めることができなかったんだ」
「タイヤを温めるのに5周以上かかった。ターン7ではかなりタイヤがスピンして、まっすぐ行かなくちゃいけなかった。ロングラップペナルティを受けないようにするために1秒以上かけてコーナーをカットした。そのロスで4つポジションを落としたよ」
「ミディアムタイヤでは、最初の数周が厳しくなることはわかっていた。でもその後はペースが良かった。だから、それが僕らの課題だ」
ミサノでのテストでバイクを改善し、その明るい面に注目してきたクアルタラロだが、特にタイヤの問題など、チームがまだ理解できていない点については修正が必要だと指摘した。
「多くの結論を導き出せる週末ではなかったね」
「僕は速くて、バイクに乗っている自分も楽しめた。でもまだ原因が分からないことがあって、それが心配だ」
「とりわけ、なぜタイヤを温めることが出来なかったのかが、正直なところちょっと理解できないんだ」
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