“究極のオフローダー”との異名をとる新型Gクラスに、静粛性に優れたクリーンディーゼルエンジン搭載モデル「G350d」が追加された。
0-100km/hを7.4秒で駆け抜ける瞬発力
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新たにGクラスのラインナップに加わったG350d に搭載される「OM656」エンジンは、最高出力286ps、最大トルク600Nmを発生する3.0ℓ 直6ユニット。S400dなどに搭載されている最新のクリーンディーゼルで、直6ガソリンエンジン「M256」と基本設計を共有するモジュラーコンセプトを採用している。
0-100km/hを7.4秒で駆け抜ける瞬発力とともに、最大トルクの発生回転数は1200~3200rpmと広範囲におよび、扱いやすいスペックも大きな魅力だ。
また、可変エンジンマウントの採用によって、低振動で高い静粛性を持ちながら、スムーズな加速を実現。ロングドライブでも大きなアドバンテージとなるだろう。
こうした性能を実現したのは、2ステージターボチャージャーの採用である。小さいタービンには“可変タービンジオメトリー”というテクノロジーが盛り込まれ、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしたのだ。
また、排気側にのみ可変バルブリフトシステム“カムトロニック”を採用することで、排出ガス浄化システムを効率的な温度まで早期に暖めることが可能となり、排出ガスの浄化に寄与するという。
トランスミッションは、トルクコンバーターハウジングをアルミニウム製、ギアハウジングをマグネシウム製とした9G-TRONICを採用。従来の7G-TRONICと比較して1kg軽量化されたうえ、多段化によって低燃費化に寄与する。
すでに全国のメルセデス・ベンツ正規販売店で予約注文の受付が開始され、納車は2019年7月頃を予定している。
車両本体価格
G350d (右) 1170万円
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