2月23日(土)に開幕前最後のオフィシャルテストが、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開始された。
レプソル・ホンダのホルヘ・ロレンソは、怪我でセパンテスト不参加となっていたため、昨年11月以来の走行となった。初日は21番手タイムとなっており、ホンダのマシンから快適さを感じるにはまだ遠いと、彼自身認めている。
■ カタールテスト初日:トップはビニャーレス! 中上貴晶がホンダ勢トップ8番手
もっとも、ロレンソ以外のホンダ勢のライダーもタイムシート上位には顔を出せていない。タイムシートの上から順に追うと、中上貴晶(LCRホンダ、8番手)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ、10番手)、カル・クラッチロー(LCRホンダ、18番手)となっている。
ロレンソは自身のスピードの欠如について、左手首骨折の影響が長引いていること、ライディングポジションの問題、長期に渡ってバイクから離れていたことが組み合わさっている、と説明している。
「当然ながら、僕はブレーキングに苦戦している。だけど少なくともマシンを理解するため、2~3周の走行をすることは可能だ」
そう語るロレンソはテスト初日に38周をこなしている。
「あまり沢山の時間は無い。おそらくテストに最適な時間は、1日に3時間といった所だろう。21時以降は気温が落ち始めてしまって、有用な情報を得るのは難しいんだ。他のトラックでは一日中テストできるんだけどね」
「多く周回をこなしたわけではないから、僕らはセットアップやバイクの改善など、多くのことを試すことができなかった」
「エルゴノミクスの水準は未だに快適だと感じられる所からはとても遠い。まだまだ取り組んでいく必要がある。ステップとシフトペダルが滑ってしまうし、シートからは加速する時に十分なサポートを感じられないんだ」
「それから身体にも怪我があるから、もっと長い時間が必要だ。4ヵ月バイクに乗っていなかった間に、ジムでトレーニングしていたとしても、バイクに乗った時は違う筋肉を使うからだ」
チームメイトのマルケスはトップタイムのビニャーレスから約2秒遅れの10番手タイムだった。しかし、マルケスは他のどのライダーよりも速いトップスピード、時速348.3kmを記録している。
ドゥカティと比較して、ホンダの弱点のひとつは最高速だと言われてきた。マルケスの示したスピードは、ホンダがこうした問題に対処してきた証拠だとロレンソは考えている。
「エンジンに関しては改善して、とても速いと思う。マルケスが直線でとても速かった」と彼は述べている。
「これは良い兆候だ。昨シーズンのホンダはドゥカティと比べて最高速で大きく負けていたからね。だから時速348kmというスピードは良いものだ」
「だけど、僕の方はまだ空力を改善する必要がある。マルケスやクラッチローに比べると少し最高速で負けているんだ」
「結論を出すにはまだ早い。2日目はもっと接近できると思うし、細かい部分を少しずつ改善していけるはずだ」
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