リアム・ローソンがフルタイムのF1ドライバーになる道は依然として不透明だが、レッドブルは9月にこの若いニュージーランド人の将来に関する決定を発表する予定だ。
レッドブルのリザーブドライバーであるローソンは、昨シーズンに負傷したダニエル・リカルドの代役としてアルファタウリで5レースに出場し、印象的な活躍を見せたことから、彼がチームのフルタイムのレースシートに昇格する可能性について憶測が飛び交った。しかしレッドブルはダニエル・リカルドを2024年シーズンもRBに残留させることを決め、ローソンは先行きが不透明のまま控えの立場となった。
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それでも22歳のローソンは、最近イモラでF1マシンを走らせた。リカルドと角田裕毅とともに、RBのフィルミングデーに参加したのだ。
レッドブルはローソンの将来について9月に明らかにする予定だが、モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコは、ライバルチームに才能あるジュニアドライバーを貸し出す可能性を否定している。このことはおそらく、2025年にローソンがレースシートを獲得することを暗示している。
「リアム・ローソンの今後の進展については、9月に発表する」と、マルコは『SpeedWeek』の定期コラムに書いた。
「彼はイモラでF1の走行経験を積むことができたが、それはしばらく前から計画されていたことだ。たとえ他のチームが彼をレンタルで起用したいとしても、そうすることはできない」
もし本当にレッドブルのフルタイムシートがローソンに割り当てられるのなら、最も理にかなったチャンスはRBだろう。RBでは角田が2025年のシートを確保しているが、リカルドの運命はまだ決まっていない。
35歳のベテランF1ドライバーであるリカルドは、二者択一の結果に直面するかもしれない。彼が今シーズン後半に好成績を挙げれば、セルジオ・ペレスが期待外れの成績を出し続けた場合、レッドブル・レーシングに復帰する可能性も考えられる。そうでなければ、リカルドはF1での最後のシーズンの真っ只中にいる可能性もある。
マルコはまた、レッドブルはFIA F2選手権で現在首位にいるアイザック・ハジャルの進歩にも注目しており、彼がローソンが担当しているテストとシミュレーターの任務を引き継ぐ可能性があると示唆している。
「我々のF2ドライバーであるアイザック・ハジャルは、スパにおいて、4度目の優勝を果たした」とマルコは語った。
「彼には明らかにF1で活躍できるポテンシャルがある。あらゆることがどのように展開するかはわからないが、彼は間違いなく何らかの役割を担うことになると思う。ローソンのように、彼もテスト兼シミュレータードライバーとして1年間を過ごすことになるかもしれない」
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